ぎたすけ
たけしゃん
ギターシールドの長さと用途

ギターシールドを選ぶときに悩むのが長さです。
楽器店やECサイトを見ると、長さのバリエーションはかなり豊富に用意されています。
まずは主だった長さと用途を表にまとめたので見ていきましょう。
長さ | 主な用途 |
15cm | エフェクター同士の接続に使う |
30cm | エフェクター同士の接続に使う ※接続口までの距離がある場合用 |
1m | 接続機器までの距離が短いときに使う |
3m | 様々な用途で使える万能な長さ |
5m | 様々な用途で使える万能な長さ |
7m | 中規模以上の会場向け |
10m以上 | 長さに余裕を持ちたい人向け ※音痩せするため、非推奨 |
15cmや30cmは主にエフェクターボード内で使う、いわゆるパッチケーブルですね。

基本的には15cmを使いますが、ボード内の設置場所によってやや距離がある場合は30cmが必要になります。
そして、ギターやアンプの接続に使うシールドは3mもしくは5mを使うのが一般的です。

会場が広く、アンプとの距離が遠くなる場合は7mも検討しましょう。
なお、僕はエレアコの場合は3mと5mを1本ずつ携帯することを推奨しています。
片方は断線時の予備用として使いましょう。
ザックリとした結論は以上で終わりですが、ここからは状況別に分けて、もう少し細かく解説していきます。
ギターシールドの長さを決めるポイント

まず、ギターシールドの長さを決める際には以下の点に留意しましょう。
- セッティングを決めて考える
- ノイズ・音痩せの原因になるので不要な長さにしない
シールドが長いとノイズや音痩せの原因になります。
そのため、足元のセッティングなども踏まえて適切な長さに留めることが重要です。
また、エレキギターとエレアコでは長さの選び方が異なります。
ここからはエレキギターとエレアコのそれぞれの場合を掘り下げて解説していきます。
エレキギターの場合

エレキギターの場合はエフェクターを挟む方が多いと思うので、下表の通りが良いでしょう。
用途 | 推奨の長さ |
ギターからエフェクター | 3m |
エフェクターからアンプ | 5m |
エフェクターボード内 | 15cm |
ステージを動き回る方はギターからエフェクターまでも5mにすると安心です。

また、会場が広くアンプまでの距離がだいぶ離れる場合は、エフェクターからアンプまでのケーブルは7mも検討しましょう。
なお、エフェクターを使わずにアンプ直の方も5mがおすすめです。
アンプ直の場合も会場が広く、アンプまでの距離が離れる場合は7mを検討しましょう。
エレアコの場合

エレアコはエレキギターと違い、ギターアンプではなくミキサーに接続します。
その際にDIを挟むかどうかで話が変わってきます。

状況に応じて推奨するシールドの長さは以下の通りです。
状況 | 推奨の長さ |
DIを挟む | 3m |
DIを挟まない | 5m |
DIを挟む場合は自身の近くにDIを設置するので、3mあれば十分です。
DIを挟まずミキサーに直接接続する場合は3mだと届かないことが多いため、5mを用意しましょう。

なお、広いスタジオだと5mでも足りないことが多々ありますが、その場合はできればDIを挟んだ方がいいです。

ギターシールドはアンバランス接続なので、長距離這わせるとノイズが入りやすいです。
エレアコの場合はエレキギターよりノイズが目立つため、DIを挟んでバランス接続にしてからケーブルを長距離這わせた方が無難です。

ちなみにライブハウスの場合はほとんどの会場でDIが設置されています。
よく置いてあるDI

そのため、長さは3mあれば十分なことがほとんどです。
ステージ上で動き回る人は5mも検討すると良いでしょう。
ワイヤレスの導入も検討しよう

ギターシールドの長さに悩みたくないという人はワイヤレスの導入も検討しましょう。
最近は高性能なワイヤレスが比較的安価で買えます。

ゼンハイザーのワイヤレスシステムは自動でペアリングされるため、初心者でも簡単に使えます。
また、受信機がペダルチューナーを兼ねるタイプもあるため、エフェクターボードに組み込むこともできます。

ワイヤレスにすると、ケーブルを気にすることなく、ステージ上を動き回れます。
有線と比べると初期費用は高いですが、ワイヤレスの使いやすさを体験すると戻れないですね。
受信機がペダルチューナー
ギターシールドの長さ まとめ

- 3mか5mが万能で使いやすい
- エフェクターやDIを挟むかどうかで必要な長さは変わる
- ノイズや音痩せの原因となるため、不要な長さにはしない
ぎたすけ
たけしゃん
ギターシールドの長さについての解説でした。
やはり、安定は3mか5mですね。
僕は主にエレアコを弾いてますが、3mをメインに使っており、予備で5mも持ち歩いています。
僕の場合はスタジオでもDIを挟んでいるので、3mで困ることはほとんどないですね。
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