評価:3.5
ぎたすけ
たけしゃん
AQUOS Sense2 内蔵マイク
ZOOM Am7
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ZOOM Am7の特徴

マイクタイプ | MSステレオマイク(90°/120°/M-S) |
音質 | 44.1kHz・48kHz/16bit |
最大入力音圧 | 120dB SPL |
電源 | 接続端末より給電 |
接続端子 | USB Type-C |
寸法(WDH) | 54.5× 57.5× 28.1mm |
重量 | 31.8g |
Android端末で手軽に取り付けして使える外部マイク ZOOM Am7。
音楽用途で使えるAndroid対応の高音質マイクは少ないので、貴重な存在です。
ケーブルなど一切不要でスマホと直接接続できるので、携帯性も高いのが良いですね。

ZOOMが作っているだけあって、内蔵マイクから格段に音質も向上します。
下記の用途で汎用的に使える便利アイテムですね。
- 演奏動画の撮影・録音(※端末による)
- ボーカル・楽器のレコーディング
- 高音質ボイスレコーダー
- ライブ配信
- オンライン会議(※端末による)
それでは製品仕様や基本的な使い方から細かく解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<ZOOM Am7をレビュー>を参照ください。
仕様の目次
USB Type-C端末と接続可能

接続に使う端子はUSB Type-Cです。
本体も小型で軽量なので、持ち歩きも楽でAndroid端末をボイスレコーダーとか音声付きの撮影カメラにするにはうってつけのアイテムです。

ただし、OS標準のカメラアプリで使えるかは端末によるようです。
僕が検証機で所有しているAQUOS Sense2もカメラアプリでは使用できませんでした。
購入前に公式の動作確認済みデバイスを確認しましょう。
MSステレオマイク搭載

SIDE | 双指向性マイク。両サイドの音を拾う |
MID | 単一指向性。正面の音を拾う |
ZOOM Am7はコンデンサータイプのMSステレオマイクが搭載されています。
MSステレオマイクは正面の音を拾うマイクと両サイドの音を拾うマイクを組み合わせてステレオ音像を作り出します。
なお、逆に2本のマイクで左右の音をキレイに録り分ける形式をXYステレオマイクと言います。

XYステレオマイクは会議全体を録るとか、スタジオでバンドの音をエア録りする場合などに適してます。
1人で配信したり、オンライン会議に出る場合などはMSステレオのほうが適してますね。
また、マイク本体の角度を変えたり、ステレオの幅を調整できる機能があったりします。

ステレオ幅調整スイッチ
90° | 音の広がりを90°にする |
120° | 音の広がりを120°にする |
M-S | Handy Recoder(アプリ)で調整する |
1人で音を録るときは基本的には90°で大丈夫です。
細かい調整をしたい場合はM-Sを指定して、専用アプリのHandy Recoderを使いましょう。
Handy RecoderではMIDとSIDEのマイクをパラで録音して、ステレオ幅を調節バーでいじれる仕様になってます。
ウィンドスクリーン付属

ZOOM Am7にはウィンドスクリーンが付属します。
取り付けたした状態はこちら。

マイクを近づけて話す場合や外で録音する場合に息や風で発生する吹かれを防止することができます。
外で収録するときや歌録りやインタビューなどマイクを近づけるときに役立ちます。
音声・動画それぞれに専用アプリがある

ZOOM Am7にはHandy Recorder(音声)とMobile HandyShare(動画)という専用アプリが用意されています。
Handy RecorderではMSステレオのステレオ幅の調整も可能となっているので、割といろんなことができます。

そして、Mobile HandyShareについてはスマホ内蔵カメラを使って細かいズームできるので、かなり使いやすいですね。

ただし、専用アプリに関してはAndroid端末によっては使えないものがありますので公式の動作確認済みデバイスをちゃんと確認しましょう。
ZOOM Am7をレビュー

それでは、ZOOM Am7をレビューしていきます。
まずはじめにメリット・デメリットをまとめた表がこちら。
まず、絶対に確認するべきことが公式の動作確認済みデバイスです。
端末によって、使えるアプリが結構違います。
ZOOM Am7の音質や使い勝手は良いですが、主要アプリで使えないと厳しいので使えることを確認しましょう。
たけしゃん
レビュー目次
音質は内蔵マイクより大分良い

AQUOS Sense2 内蔵マイク
ZOOM Am7
ZOOM Am7はスマホ内蔵マイクと比べて音質はかなり良いです。
ノイズを拾う量も少なく、かなりクリアでクッキリとした音質で録れています。
また、Am7はステレオマイクである点も良いですね。

僕の検証機であるAQUOS Sense2は内蔵マイクがモノラルなんですよね。
1人で録っている分には別に困らないですが、複数人の会話や演奏を録音するときはステレオのほうが分離が良くて聴き取りやすいですからね。
iPhoneと比べて、Android端末は機種によってマイクの性能も大分差が大きいです。
マイクの音が厳しい端末もあるので、Am7が使用できるものであればAm7を使うことで音質を飛躍的に改善できますね。
撮影と同時だとオンマイクにできない

ZOOM Am7はスマホにドッキングするタイプのマイクです。
そのため、動画撮影する場合はどうしてもオンマイクにはできません。
例えば、弾き語りを録る場合、画角に本人とギターを収めるにはカメラと被写体の距離がそれなりに必要です。
そのため、スマホと同化しているマイクも必然的に離れます。

音質にこだわる場合はボーカルは特にオンマイクにしたいので、Am7を使うなら妥協するしかありません。
一方でAm7ならオフマイクでも、それなりに良い音質で録れるので手軽さと音質の妥協点としては悪くないです。
専用アプリの使い勝手は良好

ZOOM Am7は音声、動画用でそれぞれ専用アプリが用意されています。
どちらも使い勝手が良いですが、特に動画用のMobile HandyShareが良いですね。

カメラをインカメに切り替えることもでき、かなり細かくズームアップすることが可能です。
画質も4K対応しており、録音のビットレートも変更できます。
機種によってOS標準カメラアプリでAm7が動かなくても、Mobile HandyShareなら動く場合があったりもします。
OS標準のカメラアプリよりは大分使える感じなので、良いですね。
各種用途でのAm7の使い勝手をまとめると以下の通りです。
一通りのアプリで動作するAndroid端末をお持ちの方はかなり使い勝手の良い製品です。
GalaxyとPixelの新しいモデルであれば、比較的何でも動くようなので検討する価値ありますね。
ZOOM Am7 まとめ

- Android端末に直接接続できるMSステレオマイク
- 手軽で高音質。音楽用途よりは喋る系の動画・配信に適している
- 端末によって使えるアプリが変わるので公式の動作確認済みデバイスは要確認
ぎたすけ
たけしゃん
ZOOM Am7のレビューでした。
Androidだと何買っても動くかどうか博打になりがちなので、メーカー側で動作確認してくれている端末があるのはありがたいですね。
演奏録音よりはトークの録音などのほうが適しているかなと感じる製品でした。
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