音楽通が好きになるTRICERATOPSの魅力を語る

こんばんは!たけしゃん(@_tkshan)です。

好きなアーティスト紹介シリーズ。
TRICERATOPSです。

サカナクションのエレクトロの中に感じるアコースティックな魅力を語る 椎名林檎さんのカリスマ的な影響力の源を語る

TRICERATOPSと言えば、一時期ブレイクしてテレビでもよく聞きましたが最近はテレビで見ることはなくなりました。
先日、ボーカルの和田さんが上野樹里さんと結婚して見ることがあったくらい。

でも、地味に活動は続けていて音楽はより洗練されています。
テレビでよく見ていたときよりも、ずっと魅力的で引き出しも多いベテランバンドって感じ。

今日はそんな音楽通も唸らす、TRICERATOPSの魅力を語ります。

この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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1. TRICERATOPSとは

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まずはバンドの経歴からご紹介。

TRICERATOPSはボーカル/ギターの和田唱さん、ベースの林幸治さん、ドラムの吉田佳史さんのスリーピースバンド。

1997年にデビューして、来年でバンド結成20周年を迎えます。

デビュー曲は「Raspberry」

わけー!18年前だから当たり前ですか。
デビューから一貫してダンスロックという色が強く、メロディラインがオシャレです。

知名度が一気に上がったのはこの曲からですね。
「GOING TO THE MOON」

TRICERATOPS-OPENING SESSION~GOING TO THE MOON

曲は3:10~
ポカリスエットのCM曲になって、当時はすごく頻繁に流れていました。

この後は「Fall Again」がドラマの主題歌になったりして、しばらくはお茶の間でもよく見る存在になりました。

今現在ではテレビでの露出は減ったものの、リリースは定期的に行っているし、ライブ活動もやられています。
ニコ生でライブを放送している時もちょこちょこあって、活動の幅は以前よりも広いです。

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2. TRICERATOPSの魅力

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続いて、TRICERATOPSの魅力について。
オシャレなロックバンドってイメージが一番ありそうですが、その音楽には濃いエッセンスがたくさん入っています。

2-1. 洗練されたメロディーとコード進行

作詞・作曲はほとんどの曲をボーカルの和田さんが担当しています。
和田さんはとにかく音楽マニア。

ビートルズをはじめ、古い音楽が大好き。特にイギリスのロックバンドが好きな印象です。
和田さんがよくラジオなどで弾き語りカバーをしていますが、どれも秀逸。

そんな音楽マニアの和田さんが作る曲はメロディラインもコードも秀逸。
ストレートなロックナンバーもあれば、オシャレな楽曲もあり、種類が本当に豊富。

最近の曲「スターライト スターライト」はTRICERATOPSらしいダンスロック。

スターライト スターライト/TRICERATOPS_MUSIC VIDEO

ダンスロックな曲ばかりかと思うと、2014年にリリースされた「PUMPKIN」はキリンジとかが演奏しそうなオシャレで難解な曲。
本当に色んな曲を演奏されます。

2-2. 卓越したコーラスワーク

TRICERATOPSの特徴として強く出ているのがコーラスワーク。

ここまでコーラスを多用しているバンドは他にはないんじゃないかな。
そして、バンドメンバーのお二人がコーラスをやっています。

スリーピースバンドながらもバンドの音に卓越したコーラスワークを加えることで音の厚みが出ています。

このコーラスが、どんな曲調でも対応できる柔軟力を生み出しているんですよね。
Goose Houseを見てもコーラスって本当に大事。楽器の数が少なくても音の厚みを出せるし、メロディーを彩ることができる。

ビートルズの影響が強いのかもしれないですね。
ビートルズもジョンとポールのコーラスを多用する曲が非常に多いです。

そして、その卓越した二人のコーラスワークがビートルズの人気の秘密でもあります。
TRICERATOPSもコーラスを非常に有効に活用しており、楽曲の中で素晴らしいスパイスになっています。

2-3. アコースティックも良い

エレキギター・ベース・ドラムといったロックバンド編成が主なのですが、たまにやるアコースティック形態での演奏が本当に良い!

ニコ生ではアコースティックギター・アコースティックベース・カホンという編成で演奏されることが多いです。
またこれが、本当に良いんです。

Now I'm here/TRICERATOPS

理想的なアコースティックバンド。
ここでも活きてくるのがコーラス。アコースティックだけでも、コーラスの厚みで寂しさを感じさせない。そして、曲の中での展開もコーラス有り無しで上手く緩急を付けている。

メンバー二人ともがコーラス上手いのは大きいよなぁ。
ボーカル絡めた2声、3声も出来るし、この曲みたいにボーカルの後ろで2声で裏メロ流したり出来る。

2-4. 弾き語りも素敵

最後はボーカル/ギターを務める和田さんの弾き語りについて。

僕的には和田さんの弾き語りDVDかCDを出してほしいと思うくらい、弾き語りが素敵です。
やっぱり、バンドボーカルの弾き語りって弾き語りだけやっている人と観点が違って面白いよね。

特に和田さんってリフに拘りがある人だと思うんだけど、それは弾き語りにも出ていてリフはちゃんとやるんだよね。

弾き語りだけやっているとリフとか作らない事が多い。
だから、TRICERATOPSの楽曲を弾き語りでやっているのを見ていると自分にない観点が多くて勉強になることが多い。

3. まとめ

  • メロディー・コードワークがオシャレ!音楽マニアが作っている感じがする
  • コーラスワークが卓越していて、バンドもアコースティック形態も両方素晴らしい実力派!
  • ボーカル/和田さんの弾き語りも素敵。バンドボーカルならではの弾き語りで面白い

やっぱり、ベテランなのもありますが実力派バンドですね。
音楽の引き出しも非常に多いし、演奏内容も素晴らしいです。

何より、バンドも素敵だけどアコースティックも素敵なのがいいですよね。
良いバンドってアコースティックでやっても本当に良いんですよ。

この時代のバンドではTRICERATOPSと同時期に売り出していた、GRAPEVINEも露出が減ったけど活動を今も続けていて、昔より更に洗練された音楽をやっています。

何か、全盛期ってよくわからないよね。
テレビやCDが売れた時代が全盛期って捉えられるのが一般的だけど、あの時代より上記の2バンドは今の音楽のほうが洗練されて魅力的だと思うし。

TRICERATOPSとGRAPEVINEが対バンしていることがあるので、今度ライブに行ってみようかな。

とにかく、TRICERATOPSは弾き語りすとにとって勉強になることが非常に多いバンドです。
是非、聴いてみてください。