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ぎたすけ
たけしゃん
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ZOOM Q2n-4Kの特徴
映像素子 | 1/2.3″ 16 M ピクセル CMOSセンサー |
動画フォーマット | MPEG-4 AVC / H.264(MOV) |
音声フォーマット | WAV |
内蔵マイク | XYステレオマイク |
USB端子 | USB2.0 Micro-B |
電源 | 単三電池×2 ACアダプタ(別売) USBバスパワー |
外形寸法(DWH) | 58.7 mm × 68.5 mm × 83.0 mm |
重量 | 124g |
手のひらサイズで広角レンズとXYステレオマイクを搭載したZOOM Q2n-4K。
2018年11月に発売されたミュージシャン向けの4Kカメラです。
手のひらサイズですが、色んな機能が搭載されており、背面には液晶ディスプレイもあります。
小型ボディで機能満載なのは、カメラにおいてもZOOMらしい感じしますよね。
早速、製品特徴から細かく解説していきます。
製品特徴を飛ばしてレビューを読みたい方は<ZOOM Q2n-4Kをレビュー>を参照ください。
製品特徴の目次
150°広角レンズで4K撮影可能
ZOOM Q2n-4Kには150°の広角レンズがついており、4Kでの撮影が可能となっています。
ライブハウスなど横に広いステージの撮影に適した性能になっています。
また、画角に関しては本体設定のFOV(視野角)で5段階調整可能です。
一番狭めに設定すると、1人撮影向けの画角になるので万能に使えます。
また、撮影する場所によって調整を変更できる「SCENE」で補正や加工が可能になっています。
ZOOMが作ってるだけあって、コンサートライトとかJAZZ CLUBとか普通のカメラメーカーだとないプリセットが盛り込まれてます。
XYステレオマイク搭載
本体上部にXYステレオマイクが搭載されています。
そのため、上部が凸凹になっていますね。
ZOOMのXYステレオマイクは優秀なので、Q2n-4Kも音質はすごくいいですね。
iPhone内蔵マイクと比べて非常に音質が良いので、カメラ用途以外にもUSBマイクとして使うにも便利なアイテムです。
サンプリング周波数は96kHz/24bitまで対応しており、ハイレゾ音源として録ることも可能です。
※右側のAudioから音質変更可能
動画撮影以外にも音声録音だけすることも可能なので音声レコーダーとしても使えます。
なお、Webカメラとして使用する場合は48kHz/16bitで固定になるようです。
そのほか、ローカット機能や録音レベルの自動調整機能などもついています。
手動調整して細かく追い込むこともできますし、自動調整で手軽に撮影することもできます。
WebカメラやUSBマイクになる
ZOOM Q2n-4KはUSBケーブルでPCやiOS端末と接続して、WebカメラやUSBマイクとして使用することが可能です。
Webカメラで使用する際はUSBマイクとしても同時に作動しているので、映像と音声の両方を送ることができます。
ただし、Webカメラモードだと画質や音質は若干下がります。
最高画質 | 最高音質 | |
動画撮影 | 4K | 96kHz/24bit |
Webカメラ | 1080 p | 48kHz/16bit |
音声録音 | – | 96kHz/24bit |
音が良いので、オンライン会議用のWebカメラであったり、iOSでライブ配信する際のUSBマイクとして使うのも良いですね。
ちなみにiOS端末と接続するためには別途USBカメラアダプタが必要になります。
また、サイドに外部マイクとイヤホンを接続できる端子が用意されています。
ピンマイクなどをつけたいときはマイク端子を使って取付すると良いでしょう。
単三電池やUSBで駆動
ZOOM Q2n-4Kは単三電池×2で駆動します。おおよその駆動時間は以下の通り。
撮影モード | アルカリ | ニッケル | リチウム |
1080P | 1.2時間 | 2時間 | 4時間 |
4K | 30分 | 1時間 | 2時間 |
ちなみに別売りのバッテリーケースBCQ-2nを装着すると電池の数を増やせます。その際の連続駆動時間はこちら。
撮影モード | アルカリ | ニッケル | リチウム |
1080P | 4.8時間 | 7時間 | 14時間 |
4K | 2時間 | 3.5時間 | 7時間 |
また、電池以外ではUSBバスパワーで動作します。
そのため、長時間撮影は保険でモバイルバッテリー持っておくといいです。
付属品
付属品はレンズフードとレンズキャップです。
USBケーブルは付属しないため、Webカメラとして使用する方は別途購入しましょう。USB2.0 Micro-Bケーブルです。
充電用のMircro-BケーブルだとUSB充電はされますが、端末側に認識はされないので注意しましょう。
また、記録メディアとなるmicroSDカードも別売りなのでセットで購入すると良いでしょう。
公式の動作確認済みのカードに記載がある製品を購入するのがおすすめです。
ZOOM Q2n-4Kをレビュー
それでは、ZOOM Q2n-4Kをレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットをまとめると以下の通り。
内蔵マイクの性能が良いので、便利ですね。
スタジオやライブハウスでの演奏をライトに録るのもよいですし、WEBカメラに使うのもいいです。
一方で液晶ディスプレイが背面にあるため、自撮り撮影は辛いですね。
複数名の演奏を撮影する用とテレワーク用Webカメラを兼務させるのが良いかなと思いました。
レビューの目次
画質はそこそこで音は良い
iPhone内蔵マイクで録った音源
上記動画は1080pでの撮影で、画角を最も狭くした状態で撮ってます。
おそらくは最新のスマホ使ったほうが画質は良いでしょうね。
一方で音質はスマホの内蔵マイクよりはるかに優れています。
個人的には色んな人に見てもらう目的で撮影するなら、もう少し良いカメラを使いたいと感じますね。
一方で記録用とかWeb会議とか身内用途であれば、音質が良いのでスマホよりは優れているなと感じます。
自撮り撮影メインならZOOM Q8にすべし
ZOOM Q2n-4Kはディスプレイが背面にしかついていないので、1人撮影はしんどいです。
画角を狭めても普通のカメラよりは広いため、ディスプレイ見ながら細かく調整できないと余計なもの映りこみます。
なので、歌ってみたとか弾いてみたなどの1人で撮影するタイプのカバー動画を作りたい人はZOOM Q8をおすすめします。
※Q8は液晶ディスプレイが回転する
ZOOM Q8はXLRの外部マイクを接続できるので、Q2n-4Kより大分自由度が高いです。
Q2n-4Kは1人撮影よりはバンドリハとかライブステージをラフに撮影するのに適したアイテムですね。
Q2n-4Kが実売価格で2.4万円程度。Q8は3.6万円程度です。
携帯用ビデオカメラという使い方がおすすめ
Q2n-4Kは手のひらサイズなので、持ち歩きが非常に楽です。
スタジオリハでは、本体とミニ三脚を持っていけばライトに撮影可能できます。
Q2n-4Kの一番いいところは手軽に持ち運びできて、画質はそこそこで音が良いビデオカメラになることですね。
Webカメラ兼USBマイクにもなるので、コワーキングスペースなど外出先でWeb会議やるときのWebカメラとしても使えます。
音楽用途専用カメラとして使うよりは趣味と仕事の兼用アイテムとして検討されるのが良いですね。
そう考えれば、2.4万円という価格も決して高くはありませんしね。
ZOOM Q2n-4K まとめ
- 4K画質で録れて、XYステレオマイク内蔵の小型ビデオカメラ
- 広角レンズで横に広いステージなどを撮影する際にも便利
- Webカメラ&USBマイクにもなるので、PCでのWeb会議にも使える
ぎたすけ
たけしゃん
ZOOM Q2n-4Kのレビューでした!
手のひらサイズでこれだけ色んな機能を入れ込むのはすごいですね。
バンド演奏を手軽に撮影してメンバーに共有したい人などにはちょうどいい製品です。
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