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ぎたすけ
たけしゃん
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Planet Waves PW-CP-10について

たけしゃん
Planet Wavesのクリップ型カポタスト、PW-CP-10。
先代のPW-CP-05は秦基博さんも愛用しており、使っている方が多かったですね。
PW-CP-10についても、和楽器バンドの町家さんが使用されています。
PW-CP-10のカラー
カラーは4種類。
無難なのはシルバーとブラックですね。
専用チューナーを取付け可能

別売りの専用チューナーをカポタストに取付け可能です。
ギターネックの裏側にチューナーが配置されるようになっています。
便利かと言うと、イマイチな感はありますね。
おまけ程度に思っておきましょう。
ピックホルダー付き

本体部分にピックホルダーが付いています。
入るのはサイズ的に1枚です。
マイクスタンドにつけるピックホルダーがなくても対応できるのは良いですね。
ただ、ピックの色によっては悪目立ちするので白か黒のピックが良いでしょう。
ネジで締め具合を微調整可能

クリップタイプは絞め具合を調整できないのが難点。
ですが、PW-CP-10はネジで締め具合を微調整することができます。
クリップタイプは微調整できない分、デフォルトで強めなんですよね。
強すぎると取付け後にチューニングがズレやすいのがデメリット。
PW-CP-10なら調整できるので、弦のテンション感とチューニング精度の頃合いを見つけることができます。
Planet Waves PW-CP-10のレビュー

たけしゃん
それでは、PW-CP-10を細かくレビューしていきます。
総評すると「かゆいところに手が届く、カポタスト」です!
ライブでの使用を意識した機能が充実しています。
その充実した機能を活用するかどうか?…がPW-CP-10を選択するかどうかの決め手となります。
見た目は好みがわかれる

本体のデザインはカッコイイです。
ギターに取付けた時に前面にネジ部分が出てしまいます。
僕的にはイマイチなんですよね。
SHUBB C-1のようにスッポリと収まっていてほしい。

…といっても前面に飛び出た見た目が好きな人もいるはず。
好みの問題なので、自身がピンとくるものを選びましょう。
専用チューナーとの連携

カポタスト裏側に専用チューナーを取付けすることが可能です。
連携に対応しているチューナーはPW-CT-12です。

- クロマチックモードのみ
- ディスプレイ表示が45度刻みで自由に回転可能
- 410Hz~480Hzまで周波数変更可能
PW-CT-12は機能的には普通に使えます。
ただ、正直なところカポタストに付けて使うよりは単品で使ったほうが便利です。
もともと、PW-CT-12のコンセプトがギターヘッド裏面にこそっと付けられるというものですからね。

あえて、カポタストにつける必要性をあまり感じません。
また、アコギ弾き語りだとディスプレイが見え辛かったりもするので他のチューナーでいいかなと思っちゃいます。
エレキギターとかにはすごく使いやすいクリップチューナーではあるんですけどねぇ。
ピックホルダーは便利

アルペジオとストロークを混ぜたい曲でスッとピックに持ち替えられます。
参考画像ではわかりやすくオレンジのピックにしましたが、目立たない色のピックにしましょう。
使用後に再度ピックホルダーに入れるのも簡単です。
繰り返し使えるので、便利ですね。
見た目のスマートさがちょっと気になるかなぁ…というくらい。
マイクスタンドにピックホルダー付けて対応したほうがスマートには見えます。
また、アルペジオとストロークの混合は全て右手で対応する人には無意味な機能でもあります。
指とピックの使い分けをどうするかは先に考えておきましょう。
グリップが柔らかい

クリップタイプの中で最もグリップが柔らかいです。
握力が弱い人でも取り付けしやすいところはポイント高いです。
スクリュータイプよりクリップタイプが良いけど握力が心配…という人はPW-CP-10はおすすめ。
ギターによってネジ調節が必要

本体前部にネジがあり、回すことで押弦の強さを調節できます。
PW-CP-10はギターによって絞め具合を変えないとビビります。
僕のギターで見ても初期状態だと下記の通りでした。
- マーチン…問題なし
- テイラー…3弦がビビる
- ギルド…2、3弦がビビる
指板Rがきついか緩いかでネジ調整をする必要があります。
テイラーでは結構締めないとビビりが解消できませんでした。
PW-CP-10で複数ギターの対応をすると毎回調節が発生するので面倒です。
複数のギターで使いまわしたいのであれば他のカポタストを選びましょう。
チューニングのズレは少ない
機種名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|---|---|---|---|---|---|
G7th | 〇 | 〇 | -1 | -2 | 〇 | 〇 |
C-1 | +1 | 〇 | -2 | -1 | +1 | +1 |
KG6 | +1 | +1 | -2 | -2 | +1 | +2 |
PC-6 | +1 | 〇 | 〇 | +1 | +1 | 〇 |
Nash | +2 | +1 | +2 | +2 | +1 | +1 |
CP10 | +1 | 〇 | 〇 | 〇 | +2 | 〇 |
トリガー | +1 | +1 | +1 | +1 | +2 | +1 |
TypeR | +2 | 〇 | 〇 | 〇 | +1 | 〇 |
NS | 〇 | 〇 | 〇 | +1 | +2 | 〇 |
ビクター | +1 | 〇 | 〇 | 〇 | +1 | 〇 |
テスト環境
- ギター…Taylor 814ce
- カポ位置…2フレット目に取付け
- チューナー… tc electronic PolyTune
チューニングのズレの少なさはトップレベルでした。
…と言ってもテストしたギターがテイラーなので、3弦がビビらないようにネジの絞め具合を調整しています。
他のカポタストは未調整なので、その辺で若干有利ではありました。
弦のビビリが出ないように調節が必要なところが難点ですが、調整してしまえばチューニング精度も良好になります。
ギターヘッドに取付け可能

ギターヘッドに取付け可能です。
未使用時はギターヘッドに付けて置けばよいので収納場所の心配はありません。
曲中にカポ移動可能
片手で着脱できるため、曲中でのカポ移動は可能です。
グリップが柔らかいので、瞬時の移動もいけます。
グライダーカポほどスムーズには難しいものの、1拍あれば移動できますね。
カポ移動曲は工夫次第で、PW-CP-10のまま対応できそうです。
まとめ

- チューナー・ピックを付けられる多機能カポタスト
- グリップが柔らかくて取り扱いやすい
- ギターによってネジでの微調整が必要
ぎたすけ
たけしゃん
Planet Waves PW-CP-10のレビューでした!
メインギター 1本で運用している人にはかゆいところに手が届く、便利なカポタストです。
ライブ使用を想定して、色んな機能が工夫されてついているところは面白いですね。
弾き語りの需要に合わせて、創意工夫されたカポタストがどんどん生まれてくると良いですね。
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