ぎたすけ
たけしゃん
用途 | 項目 |
---|---|
ライブ配信 | |
DTM | |
テレワーク |
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SENNHEISER Profile USB Microphone
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向特性 | カーディオイド |
周波数帯域 | 20 to 20,000 Hz |
サンプリングレート | 44.1kHz、48kHz |
ビットレート | 16bit、24bit |
寸法 | マイク:Ø 50 x 152 mm スタンド:Ø 98 x 18 mm |
重量 | マイク:350g スタンド:60g |
SENNHEISERが2023年に発売したコンデンサータイプのUSBマイク Profile USB Microphone。
高音質なカーディオイド・コンデンサー・カプセルを搭載し、USB-C電源で駆動します。
コントロールするノブも本体前面にまとまっており、コンパクトかつ操作性に優れた作りになっています。
マイクの音質は非常に澄んだ音でUSBマイクの中でもトップレベルですね。
なお、本製品は2つのバリエーションが用意されています。
製品名 | 付属品 |
Profile USB Microphone | 卓上スタンド USBケーブル 1.2m |
Profile Streaming Set | マイクアーム USBケーブル 3m マイクポーチ |
Profile Streaming Setはマイクアームが付属します。
本記事は卓上スタンド付属のProfile USB Microphoneを中心にレビューしていきます。
まずはProfile USB Microphoneの製品仕様から解説していきます。
製品仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<Profile USB Microphoneをレビュー>を参照ください。
カーディオイドマイク
Profile USB Microphoneは正面の音を拾うカーディオイドマイクです。
他の指向性には対応していませんが、一人で使う分にはカーディオイドがあれば十分です。
なお、マイク本体は角度調整可能なチルト機能を備えています。
卓上で使う際も角度をつけることで、話し手側にマイクを向けることができます。
口元にマイクを持っていきたい人はマイクアームが付属するProfile Streaming Setを選択しましょう。
本体機能
Profile USB Microphoneは以下の4つのボタン・ノブが搭載されています。
- ミュートボタン
- ゲインコントロール
- ミックスコントロール
- ヘッドホンボリューム
まず一番上のミュートボタンですが、軽く押し込むタイプになっています。
ミュートONにするとLEDが緑から赤に変わります。
軽く押し込む必要があるので、タッチセンサーでよくある誤操作は起きません。
ゲインコントロールはマイク入力の音量調整ですね。
本体操作だけでマイク入力の音量を変えられるので、ライブ配信などで便利です。
なお、マイク入力の音はダイレクトモニタリングで接続したヘッドホンに音が返ってきます。
そして、ヘッドホン端子に流れるマイクの音、PCなど端末からの音を調整するのがミックスコントロールです。
ミックスコントロールのノブは下記のように動作します。
回す方向 | 効果 |
マイクアイコン | マイク入力の音が大きくなる 端末の音が小さくなる |
PCアイコン | マイク入力の音が小さくなる 端末の音が大きくなる |
この機能は歌枠で自身の声とカラオケの音量バランスを調整する場合などに役立ちます。
なお、本機能はヘッドホン端子にのみ適応され、リスナー側の音には影響しません。
一番下のノブはヘッドホンのボリュームです。
ミックスコントロールと併用し、自身がやりやすい音量バランスに揃えましょう。
全てのボタン・ノブがマイク前面にまとまっているため、ワンオペ配信でも使いやすいですね。
USB-C電源方式
Profile USB MicrophoneはUSB-C端子を採用したUSBマイクです。
公式の対応OSもUSB-C電源方式 (MacOS/iPadOS/Windows/Android対応)となっています。
試してみたところ、USB-C to Aケーブルでも普通に動作します。
また、手持ちのiOS端末にUSB 3カメラアダプタを使って接続したところ、動作は以下の通りでした。
端末 | 検証結果 |
iPhone 13 Pro | マイク入力は正常 ヘッドホン端子は認識されず |
iPad 第6世代 | 正常に動作する |
iOSは自己責任なので、USB-C電源方式 (MacOS/iPadOS/Windows/Android対応)での利用を前提に考えましょう。
付属品
Profile USB Microphoneの付属品はUSB-Cケーブル(1.2m)とテーブルスタンドです。
テーブルスタンドは最初から本体に取り付けられています。
なお、マイク本体はテーブルスタンドを取り外して、別売りのマイクスタンドに取り付けることもできます。
また、Profile Streaming Setを選択すると付属品は下記に変わります。
- ブームアーム(マイクアーム)
- USB-Cケーブル(3m)
- マイクポーチ
Profile Streaming Setはマイクアームが付属する代わりにテーブルスタンドは付属しません。
用途に合わせて、好きな方を選択しましょう。
個人的にはテーブルスタンドでの使い勝手が良いので、Profile USB Micのほうが良いかなと感じました。
Profile USB Microphoneをレビュー
それでは、Profile USB Microphoneを細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
さすがゼンハイザーだけあって、音質はとても良いですね。
ノブの配置やサイズ感も使いやすい仕様になっており、とてもいいです。
ヘッドホン端子に少しホワイトノイズが入る点だけが惜しいですね。
マイクの音質はクリアでとても良い
Profile USB Microphoneはマイクの音質がとても良いですね。
個人的にはaudio technica AT2020USB-Xと並んで、USBマイクでトップレベルの音質です。
2万円前後の主だったUSBマイクのサンプル音を用意したので聴き比べてみてください。
Profile USB Microphone
AT2020USB-X
Blue Yeti X
YAMAHA AG01
いかがでしょうか。
筆者の録っている所感ではProfile USB MicrophoneとAT2020USB-Xがワンランク良く感じます。
この2機種は声がナチュラルに録れていて、音も鮮明です。
Profile USB MicrophoneとAT2020USB-Xを比べると、Profile USB Microphoneは原音に忠実な音ですね。
AT2020USB-Xは若干、高音が華やかに聞こえます。
ただ、この2製品はかなり音の特性が似ているので、差はないように感じました。
マイクの音質を重視する方はProfile USB MicrophoneかAT2020USB-Xを選択すると良いですね。
ヘッドホン端子は少しホワイトノイズが入る
Profile USB Microphoneのヘッドホン端子は少しだけ「サー」というノイズが入ります。
マイク入力とヘッドホンボリュームを0にしてもノイズが入りますね。
このノイズの大きさは接続するイヤホン・ヘッドホンのインピーダンスなどによって変わるようです。
手持ちの環境だと下記のような結果でした。
使用アイテム | 状態 |
IE 100 PRO | サーという音が ハッキリ聞こえる |
MDR-7506 | サーという音が 微かに聞こえる |
HD 400 PRO | ノイズは聞こえない |
イヤホンはSHURE SE215なども試しましたが、やはりサーというノイズが聞こえます。
逆にヘッドホンの場合はほとんど気にならないレベルです。
USBマイクなので、ヘッドホン端子の音質はあまり重要ではないですが、リスニングでも活用する人は他の製品がいいかもしれません。
なお、ヘッドホン端子の音質自体は非常に良いです。
クリアでクッキリした音で、USBマイクの中でも一番良いと感じました。
だからこそ、惜しいですね。改善されると嬉しいですが…。
操作性に優れた作り
Profile USB Microphoneは操作系のボタン・ノブが前面にまとまっています。
これは地味に珍しく、多くの製品でゲインコントロールは背面になることが多いです。
配信やテレワーク中に音量操作する場合、背面ノブをいじるのはきついんですよね。
なので、前面にまとまっているProfile USB Microphoneは理想的なデザインです。
ライブ配信・テレワーク・動画制作など、どの用途でも使いやすい作りになっています。
振動ノイズに強い
Profile USB Microphoneはテーブルスタンドで使っても、振動ノイズに強いです。
キーボードの振動ノイズを拾わないので、テレワークでも使い勝手が良いですね。
こちらも比較用のサンプル音を用意したので、聴き比べてみてください。
Profile USB Microphone
AT2020USB-X
AT2020USB-Xはドスドスという振動ノイズを拾っています。
対して、Profile USB Microphoneはキーボードの打鍵音のみで振動ノイズは拾っていません。
ちなみにAT2020USB-Xも別売りのショックマウント買い足せば振動ノイズを拾わなくなります。
Profile USB Microphoneは付属品だけで振動ノイズに強いのでテレワークでも使い勝手がいいですね。
競合製品との比較
最後は改めて競合製品との比較です。
ここでは価格帯が近いYAMAHA AG01とaudio technica AT2020USB-Xと比較していきます。
YAMAHA AG01との比較
まず、YAMAHA AG01は製品コンセプトが大分違います。
Profile USB Microphoneは音質重視、AG01は機能面重視という印象を受けました。
AG01は音質ではProfile USB Microphoneよりやや劣る印象ですが、エフェクトや機能面は圧倒的です。
また、ループバック機能など、ライブ配信で便利な機能が多数内蔵されています。
その分、本体サイズもかなり大きいです。
対して、Profile USB Microphoneは機能面はある程度絞って、音質とサイズ感を重視した製品です。
マイクの音質も良く、コンパクトなので省スペースでも活用しやすいです。
高度な配信で活用する方はAG01、シンプルな配信・動画制作・テレワークなど幅広く使うならProfile USB Microphoneがおすすめです。
AT2020USB-Xとの比較
続いて、コンセプトも近いaudio technica AT2020USB-Xとの比較です。
AT2020USB-Xはマイクの音質が良く、Profile USB Microphoneと比べてもほぼ互角です。
この2製品の主な違いは以下の2点です。
- AT2020USB-Xには本体にゲインコントロールがない
- Profile USB Microphoneはヘッドホン端子に微量なノイズが入る
まず、AT2020USB-Xには本体にゲインコントロールがついていません。
そのため、PC側のサウンドプロパティなどで調整が必要です。
Profile USB Microphoneは本体に調整できるノブがあるため、瞬時の調整が楽ですね。
また、ノブ自体もProfile USB Microphoneのほうがメモリが付いているので調整しやすいです。
そのため、操作性の面ではProfile USB Microphoneのほうが優位ですね。
一方でヘッドホン端子はProfile USB Microphoneは「サー」というノイズが少し入ります。
AT2020USB-Xはノイズもなくキレイです。
リスニング用途でも使う場合はAT2020USB-Xを選んだほうが良いですね。
なお、ゲーム配信やテレワークなどの用途であれば、Profile USB Microphoneでも特に問題ないです。
Profile USB Microphone まとめ
- 高音質で操作性に優れたUSBコンデンサーマイク
- マイクの音質はクリアでUSBマイクの中でもトップレベル
- ヘッドホン端子はイヤホンだと「サー」というノイズが少し入る
ぎたすけ
たけしゃん
SENNHEISER Profile USB Microphoneのレビューでした。
マイクの音質は非常に良いため、配信・動画制作などに使いやすいです。
また、コンパクトなのでテレワークやウェナビーなどの業務用途でも便利ですね。
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