ぎたすけ
たけしゃん
プロを目指すミュージシャンはフルタイムでバイトしている人が多い。
バンドマンの中には活動費をねん出するために、バイトを掛け持ちしている人も珍しくありません。
しかし、バイトは時給が安いし、仕事で学べることも多くはない。
長時間費やしても得るものが少なく、効率が悪い。
仕事選びは音楽活動の成功に大きく関わります。
今の働き方は本当に音楽活動をするにあたって有効ですか?
本記事では支出を整理して、本当に有効な働き方を選択するための方法をご紹介していきます。
フルタイムで働く必要があるか支出を整理しよう
フルタイムでバイトしている人は「生活費」を稼ぐために働いているはず。
可能であれば、バイトの時間を少しでも減らして音楽活動に充てたいですよね。
…であれば、最初にやることは支出の整理と確認。
まずは下記の2項目について整理してみましょう。
- 支出の確認
- 固定費の削減
一番良いのは支出を削って、働く時間を減らせること。
そのためには現状を把握して、改善できる項目を見つける必要があります。
それでは各項目の解説、おすすめの方法を紹介していきます。
支出の確認
まずは自分が毎月、どれくらいの支出をしているのかを確認しましょう。
支出を見える化すると、それだけで随分と節約できるようになります。
最近では支出を自動集計してくれるアプリが多数出ており、おすすめなのがマネーフォワード
クレジットカード・電子マネー・銀行口座を連携させれば、収入・支出が自動集計・グラフ化されます。超便利。
現金の買い物もレシートをスマホのマネーフォワードアプリで撮影すると、自動認識される優れもの。
それでも、毎回レシートを撮るのは結構めんどうです。
そんなズボラな人でも、自動で支出管理できる方法は「楽天カード(楽天Edy機能付き)」を作ることです。
楽天カードなら普段の買い物の9割以上は「クレジットカード」か「楽天Edy」で済ませることができます。
そして、買い物した履歴が自動でマネーフォワードに連携され家計簿が作成されます。
更に年会費無料で使用額の1%相当がポイント還元され、楽天Edyに充当可能。
現金払いが多い人は楽天カード払いにシフトすることで、年間で万単位の節約が可能。
僕もマネーフォワードでクレジットカード・口座連携させるようになってから支出管理が物凄く楽になりました。
毎月の比較や項目別の金額など、支出を見える化できるので絶対やるべきです。
固定費の削減
- 家賃
- 携帯料金
必ず、確認したほうが良いのは上記2点。
割と簡単に削減できて、かつ効果が高いです。
家賃
利便性とのトレードになりますが、都心や駅チカに住んでいる人は本当に、その環境が必要かを考えましょう。
ミュージシャンだと中野・高円寺・下北沢あたりに住んでいる人が多いですが、便利なので家賃はかなり高いです。
家賃も安いわりに便利でおすすめなのは狛江近辺・立川~八王子近辺、江古田近辺です。
【参考記事】上京する弾き語りミュージシャンに薦める東京の住みやすい街check
家賃を取るか、利便性を取るか。
エリアによって同じような物件でも2~3万円違います。不動産サイトで違いを比べてみましょう。
携帯料金
続いて携帯料金。
まず、docomo・au・ソフトバンクと契約している方は即刻「格安sim」に変更しましょう。
これだけで月5,000円くらい節約になります。
おすすめなのは「LINEモバイル」です。理由は下記の4点。
Point
- 主要SNSのデータ通信量はカウントフリー
- LINEの無料通話・ビデオ通話データ通信量もカウントフリー
- 月額基本利用料1%分がLINEポイントで還元。Amazonギフト券と交換できる
- LINE MUSICを月額750円で利用可(データ通信量はカウントフリー)
2018/3現在だと、ミュージシャンはLINEモバイル一択でいいレベルです。
理由は音楽活動していると、SNS利用が非常に多くなる事。
SNSデータ利用量カウントフリーは相当大きいです。
僕もmineoを使っていましたが、SNS・LINEのデータ利用量だけで3GBは軽く突破してしまうので「LINEモバイル」に変えました。
また、色んな音楽を聴けるように何かしら定額配信サービスには加入したほうが良いです。
LINEモバイルであればLINE MUSIC(月額750円)で音楽聴き放題かつ、データ利用量ノーカウント。
MUSIC +プランならLINE MUSIC加入が初めからセットで入っています。
- 音声通話SIM
- 容量3GB(主要SNS・LINE・LINE MUSICカウントフリー)
- LINE MUSIC
これだけ付いて、月額2,390円。
モバイルWi-Fi、自宅のネット回線を契約せず、スマホ単独の人は「LINEモバイル」を選択しましょう。
副収入を作ろう
さて、前章で支出の確認方法を解説しました。
しかし、支出を減らしても都内で1人暮らしするには、フルタイムで働かないと生活するのは難しい。
そこでおすすめなのが副収入を作ることです。
副収入といってもバイトをかけ持つような自分の時間を切り売りするものでなく、不労所得となるものを育てましょう。
不労所得を増やすことで、稼ぎながら音楽活動に費やす時間を作ることができます。
ここで紹介するのは、ズバリ「ブログ × 派遣社員」という組み合わせ。
ブログは個人で作れる不労所得の代表例。
そして、派遣社員は長期でフルタイム働くには向いていませんが、スポットで短時間働くには最適な雇用形態です。
ブログで稼ぐ
このブログ自体も2018年時点で月3万円程度の収益が出ています。
仕事が忙しくて更新できなくても、収益を上げてくれるので非常に助かっています。
しかし、簡単にはブログで稼ぐことはできません。
地道に記事を書き貯め、時間をかけてブログを育てていく必要があります。
その覚悟がある人は下記記事を参考にブログを始めてみましょう。
【参考記事】音楽ブログを始めて、少しずつ収益を上げるための5つのポイントを解説するcheck
派遣社員として働く
派遣社員は派遣法で同一組織単位には3年までしかいられません。
つまり、長期で働ける職場を探すには不向きです。
しかし、音楽活動と並行して働きたいミュージシャンにとってはメリットも多い。
Point
- 時給がバイトより高め
- 仕事範囲が決められており、定時で帰りやすい
- 辞めやすい
…と長期で働けない分、制約が少なくて変化に対応しやすい働き方です。
交通費が出ないことがほとんどですが、時給もアルバイトと比べて高め。都内なら1,300円程度が多いです。
副収入が5万円あれば、週3程度ガッツリ働けばフルタイムでアルバイトしている人と同程度の収入が得られます。
派遣社員の求人を探す⇒派遣登録はマイナビスタッフへ
どうせフルタイムで働くなら得るものを最大限にしよう
最後はフルタイムでの有効な働き方について。
フルタイムで働かずに済む方法を紹介してきましたが、現実的には都内で1人暮らしするにはフルタイムで働くしかない場合が多い。
どうせ、おなじ時間働くなら得るものを最大限にすることを考えましょう。
そう考えると、フルタイムでバイトするのは非常に効率が悪い。
会社は選んだ上で、正社員として働くべきです。
正社員なら同じ時間労働しても、こんなにメリットがある。
正社員で働くメリット
- 給与がバイトより高い。
- 福利厚生が良い
- マーケティングなどビジネススキルが身につく
給与がバイトより高いというのは、やはり大きい。
ボーナスもあるので、年間で50~100万くらいは差がつきます。
それだけ、あれば楽器演奏可能な家に引っ越したり、音楽教室に習いに行ったりできますからねぇ。大きい差です。
また、正社員はバイトに比べて福利厚生が良いことが多いです。
会社によりますが、正社員は冠婚葬祭をはじめ、インフルエンザや誕生日などに特別休暇が設定されていたりします。
他にもフィットネスジムや習い事に補助金が出たりします。僕の会社も年間で2万円くらい補助金が出ます。
そして、一番大きいのは「マーケティングなどビジネススキルが身につく」という点。
正社員だと業務上で身につくことも多いし、社外研修で勉強する機会をもらうこともある。
昨今はミュージシャン自身が自分を売り出すために「ビジネススキル」を求められる場面が非常に多い。
そんな時…例えば、仕事で商品企画や営業に携わって身に着けた「物を売るための知識」を活用できます。
このようにどうせ同じ時間働くなら、得るものを最大限にできるよう仕事選びをしましょう。
正社員の求人を探す⇒正社員、契約社員の仕事情報から探す【バイトルNEXT】
まとめ
- 支出を確認して、固定費を減らそう
- 副収入を作って働く時間を減らそう
- フルタイムで働くなら、得られるものを最大限にできる仕事を選ぼう
僕の友達でも、活動費稼ぐために毎月240時間バイトしている人とかいました。
240時間ってサラリーマンでいうと残業80時間とかに該当しますからねぇ…。
そこまで頑張れるんだったら、正社員になればお金も知識もたくさん得られるのに…と思ったものです。
仕事選びは音楽活動に大きな影響を及ぼします。
また、自分自身の価値を向上させることができれば何にでもプラスになります。
仕事は生活時間の大部分を占めることになるので、目的を持って慎重に選択しましょう。
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