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otosica(オトシカ)
2020年10月よりローンチした新サービス「otosica(オトシカ)」。
音楽のスキルシェアマーケットということで、一言で言うとココナラやランサーズの音楽特化版プラットフォームです。
仮歌、作曲、編曲、演奏サポート…などなど音楽に特化した様々なスキルが売買できるようになっています。
※公式のご利用ガイドより引用
代表の方がシンガーソングライターで活動されていたそうで、ミュージシャンの気持ちに寄り添ったサービスを作ってくれそうです。
たけしゃん
出品者側からしても、他社よりサービス利用料が安くなるケースが多いのでプラットフォームを使った音楽サービス提供をするならチェックしておきたいところです。
1案件当たりの手数料比較
ぎたすけ
たけしゃん
本記事ではサービスの内容を紹介しつつ、出品者が一番気になるであろうココナラとの比較をしていきます。
はじめにザックリ結論だけ言うと、オトシカのほうがサービス利用料は安いものの使い勝手や仕組みの充実度はココナラが優位です。
オトシカは始まったばかりのサービスなので、仕組みについては今後に期待したいところです。
音楽に特化したプラットフォームなので、ぜひ応援したいですね。
次章からは購入者・出品者に分けて、それぞれオトシカの仕組みを解説していきます。
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- オトシカとは からみる
- オトシカの使い方(購入者)からみる
- オトシカの使い方(出品者)からみる
- オトシカとココナラの比較からみる
オトシカの使い方(購入者)
※公式のご利用ガイドより引用
基本的な流れは至ってシンプルで出品者がサービスを登録して、出品したものに購入者が申し込んで購入するという形です。
購入者側が予算や期限を設定した上で募集をかける「公開依頼」はありません。
基本的にはユーザー登録したらスキル(サービス)を検索して、購入するだけです。
※公式ページから引用
STEP02の打合せは必須ではないものの、トラブル回避のためにも購入前に打合せしておいたほうが良いです。
ココナラでは出品者側が事前相談なしの購入を不可にできる設定もあるくらいです。
項目を1つずつ解説していきます。
各工程の目次
サービスの検索
サービスの検索はキーワード以外に3つの絞り込みが使えます。
- 音楽スキル…仮歌やレッスンなどのカテゴリ選択
- 音のパート…ボーカル、ギターなどのカテゴリ選択
- 音楽ジャンル…ポップス、ロックなどのカテゴリ選択
上記3種を組み合わせて、絞り込み検索可能です。
絞り込みなしでキーワード検索すると、キーワードが含まれる案件が新着順に表示されます。
まあ、現状はまだ登録者数が少ないので検索を駆使して探す必要はないです。
件数増えてきたら、評価順とか受注件数順などでソートできるようになってほしいですね。
現状だと、例えば仮歌で検索すると上位が作曲・アレンジ系の人ばかりで実際の仮歌受けの人はかなり下位になってたり…と探しづらいです。
ココナラの検索アルゴリズムは結構凝ってますし、スキルシェアサービスのプラットフォームは検索アルゴリズムがキモな感じしますからね。
事前打合せ・購入
※オトシカのPC画面抜粋
対象サービスを選択すると、PC画面は左にスマホなら下に「メッセージ」と「購入手続きボタン」があります。
そのまま、購入手続き可能ですが事前にメッセージにて依頼内容を出品者側に伝えて打合せしましょう。
オトシカは現状では有料オプションや追加作業費(おひねり)などの機能がありません。
トラブル防止のためにも購入前にちゃんと諸条件や金額確定を文面に残る形でやりとりしましょう。
支払方法
オトシカは今のところ、クレジットカードのみです。
学生とか、フリーターでミュージシャンやってる人だとクレカ持ってない人も多いので、コンビニ決済か銀行振込に対応してくれると嬉しいところですね。
クレジットカードの決済は購入タイミングでは与信枠の仮押さえのみで、評価後に正式に支払いとなります。
※③の購入段階では(仮払)となっている
とはいえ、原則購入後のキャンセル不可となっているので、相手側に明らかな過失がないとキャンセルは無理だと思っておきましょう。
事前にメッセージで打ち合わせして、金額間とか内容は確定させてから購入しましょう。
評価
スキルの提供を受けたら、最後に出品者のサービス評価します。
評価付けが終わると、支払いが完了して終了となります。
ちなみに出品者側も購入者を評価する仕組みになっています。
期限はスキル提供を確認してから、1週間以内です。
評価しなかった場合にどうなるのか記載がありませんが、ココナラと一緒なら評価の催促がきます。ちゃんと1週間以内に評価しましょう。
出品者からすると評価というのは非常に大事なものなので、誠意をもって対応しましょう。
また、利用ガイドを見ると「システム上、60日経って評価がない場合は自動キャンセルとなる」と記載がありますが、取引不成立で返金されるわけではありません。
1週間以内に評価されなかった場合は運営側で取引完了操作するそうなので、支払い処理はされます。
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- オトシカとは からみる
- オトシカの使い方(購入者)からみる
- オトシカの使い方(出品者)からみる
- オトシカとココナラの比較からみる
オトシカの使い方(出品者)
※公式の出品ガイドより引用
続いて出品者側の視点でオトシカの仕組みを解説していきます。
最初にアカウント作成を行います。
アカウント作成が終わったら、「出品」ボタンからすぐに出品できます。
特に審査などないようですし、ココナラと違って住所・生年月日などの個人情報入力も不要になってます。
出品ページの作成
選択した出品スキルが詳細検索で使用される「音楽スキル」になる
説明文は1万文字まで入力可能ではじめから定型文が入っている
YouTubeや画像を添付可能。画像は3枚まで、YouTube動画は1つのみ。サムネイルは動画優先で表示される。
詳細検索で「音のパート」「音楽ジャンル」で使用される項目。
300円~1,000,000円まで任意の額を設定可能
設定が全て終わったら公開ボタンをクリックして公開しましょう。
公開ボタンの上にあるボタンから下書き保存も可能になってます。
出品ページについても、ココナラとざっくり比較してみましょう。
細かい設定ができるかどうかで差が大分ありますね。
まあ、ココナラはそれなりに長いことやっていて、ユーザーの改善要望に沿って改善を繰り返してきた歴史がありますからね。
たけしゃん
説明欄の文字数に関しては、10,000文字のオトシカに比べてココナラは1,000文字と狭いです。
一方でココナラは下記の5項目が別枠設定可能になっています。
- 無料修正回数
- 予想お届け日数
- 購入にあたってのお願い(500文字)
- よくある質問(1件あたり400文字で7件まで)
- 見積りにあたってのお願い(200文字)
公開ページのUIもタブ化されてたり、整ってるので説明欄の文字数が少ないことはデメリットにはならなそうな気はします。
逆にオトシカ側は1万文字まで書けますが、数千文字もダラダラ書くと購入者は絶対読まないのでフォントや色を使い分けて工夫が必要ですね。
他に細かいところを見ていくとオトシカは受付枠の設定ができません。
無限に受付できるので、件数多くなったら自身で出品取り下げしましょう。
その他で気になるところは動画の設定数とビデオチャットですかね。
ココナラを見ても出品ページにYouTube動画を並べてポートフォリオ作ってる人が多いですが、オトシカ側は1件だけなのが地味にきつい感じしますよね。
逆にビデオチャットはオトシカは任意のアプリを使えるので、ZOOMとかSkypeで良いのは助かりますね。
ココナラはココナラのアプリ使わないとなので、これも地味に面倒なんですよね。
長く書きましたが、総括すると出品者側の使い勝手はココナラのほうが上ですね。
オトシカは今後の機能追加や改善に期待したいところです。
オトシカのサービス利用料
オトシカのサービス利用料は販売価格×15%です。
ココナラと違って、案件の販売価格にかかわらず15%なので安いです。
高額になるとココナラとの差額は減ってきて、販売価格65万円以上の案件でココナラのほうが安くなります。
とはいえ、音楽ジャンルだと高くても10万円くらいなので基本的にオトシカのほうが安いと思って間違いないです。
逆に売上金の振込手数料はココナラのほうが安いです。
といっても、仮に毎月10万円の売上があるとサービス利用料差額が最低でも7,500円発生するので、振込手数料400円を差し引いてもオトシカのほうが断然安いですね。
まあ、出品ページの機能性を考えるとオトシカ側はユーザー対応の工数がどうしても増えそうなので、対応工数とサービス利用料差額のどちらを取るか…という話になりそうです。
とはいえ、販売価格の10%違うとなると結構な差です。
対応工数が少ないリピーターさんとかは可能ならオトシカで対応したいですよね。
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- オトシカとは からみる
- オトシカの使い方(購入者)からみる
- オトシカの使い方(出品者)からみる
- オトシカとココナラの比較からみる
オトシカとココナラどっちを使うべきか?
機能面の比較や説明をしてきましたが、気になるところはオトシカとココナラのどっちを使うと良いのか?ですよね。
僕なりに購入者、出品者、それぞれの視点に立って考えてみました。
また、僕自身が直受けしか経験がないので、普段ココナラやランサーズで音楽案件を数多く受注している「ネモログ~Nemokaクリエイティブログ~」さんにオトシカを使っていただき意見を伺いました。
たけしゃん
もらった意見を参考にしつつ、僕が考えた結論はざっくり書くと以下の通り。
- 購入者…ココナラのほうが良いが、出品者が価格差つけてればオトシカもあり
- 出品者…ココナラとオトシカの平行運用が良い
今のところはやっぱりココナラ優勢に感じました。
オトシカは今後の機能追加などに期待したいところです。
それぞれ、理由を掘り下げて解説していきます。
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オトシカとココナラ比較(購入者)
とまあ、ザっと並べるとこんな感じです。
仕組みの観点だと、購入者側はココナラのほうが色んな面で使いやすそうです。
ただし、出品者側の手数料が安いので、両方出品されてる方だとオトシカとココナラで販売価格を変えてる可能性はあります。
なので、ココナラで良い人を見つけたらオトシカで出品してるかは確認してみたほうがいいかもしれませんね。
あとは繰り返し依頼している出品者の方がオトシカでも出品されてるなら、オトシカにしてあげたほうが出品者の利益は増えます。
出品者の利幅が増えれば、出品者側は余裕を持った受注件数で回せたり、機材投資に回せたりするので、結果的にクオリティに良い影響が出ます。
何度も依頼している人であれば、仮に価格が一緒でもオトシカでお願いしたほうが良いかなと思いますね。
オトシカとココナラ比較(出品者)
出品者側はオトシカだとサービス利用料が安いという大きなメリットがあります。
とはいえ、現状は購入者が少ないのでココナラとオトシカの平行運用がおすすめです。
支払い方法もクレジットカードのみなので、オトシカだけだと利用者が限定されちゃうのも地味に痛いところですね。
たけしゃん
あと、「購入相談の必須化オプション」「受付枠の設定」などのサイト側で制御できる仕組みがオトシカにはないのでトラブル対応も気になるところです。
購入前相談なく、購入したユーザーがヒアリング後に予算や納期の都合でキャンセルになるというパターンとかありそうですしね。
今のところ、オトシカは購入ガイドに下記の赤字注意書きがあります。
購入後のキャンセルは基本できません。
その前に個別チャットでしっかりと打ち合わせを行いましょう。
また、購入ガイドの最初の図解でも事前相談の推奨が書かれています。
※STEP02で購入前打合せを促している
とはいえ、別ページだと読まないユーザーが多そうなので、出品ページの説明欄にも自分で書いておいたほうがいいかなと思います。
今後の改善やユーザー数増加を期待して、オトシカでも出品はしておきたいところですが、受付枠の管理や概要欄の工夫など手間はかかりそうです。
このあたりは出品者側も要望を出していって、一緒に改善していく流れができると良いですね。
たけしゃん
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- オトシカとは からみる
- オトシカの使い方(購入者)からみる
- オトシカの使い方(出品者)からみる
- オトシカとココナラの比較からみる
otosica(オトシカ) まとめ
- 音楽ジャンルに特化したスキルシェアマーケット
- ココナラと比べてサービス手数料が安い
- 機能面や仕組みはまだ未発達なので、これからに期待
ぎたすけ
たけしゃん
オトシカの紹介でした!
まだ、運用開始されて3カ月くらいなので、これからどんどん成長していきそうなサービスですね。
まだ、現状は歴史が長いココナラのほうが使い勝手は良いですが、音楽専門のプラットフォームなので、将来性も含めてミュージシャンのみなさんに使ってほしいサービスですね。
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