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Journey Instruments OF422の特徴
解体できるトラベルギターを販売しているJourney Instrumentsが2021年7月に新たに発売したOF422。
Journey InstrumentsのトラベルギターにはOverheadとOverhead+(プラス)の2シリーズがあり、OF422は後者のOverhead+シリーズです。
OverheadシリーズのOF410などと比較すると、ボディ幅が1インチ広くなってやや大きめのミニギターになっています。
サイズ感で言うと、リトルマーチンなどのミニギターよりは一回り大きく、Taylor GS-MINIなどに近いですね。
ドレッドノートのギターと並べると、やっぱり明らかに小さいです。
サイズ感はミニギターですが、ボディ幅がやや大きいことでミニギターよりは音量も大きく、低音もよく出ます。
個人的にはOF422のほうが一般的なミニギターよりは万能に使える音になってる印象を受けましたね。
ミニギターほどシャカシャカしていないので、色んな曲で使いやすいです。
それでは、OF422の製品特徴から解説をしていきます。
製品特徴を飛ばして、レビューを読みたい方は<OF422をレビュー>を参照ください。
OF422N 製品特徴 目次
木材
トップ | シトカスプルース単板 |
サイド | パーフェロー積層板 |
バック | パーフェロー単板 |
OF422はトップ・バックは単板、サイドは積層板を採用しています。
用途がトラベルギターで、組立・解体も行うため、耐久性を重視しているようですね。
また、バリエーションとして木材がオールマホガニーになるOF312もあります。
シトカスプルースのOF422に比べて、マホガニーのOF312は硬めの音になりますね。
OF422、OF312のどちらも型番の後ろにNがつくものはネック幅が42.8mm、Nがつかないものは44.5mmとなっています。
簡単に解体・組立可能
ネックとボディが分かれている
ネックをボディ部分にカチャっとはめる
バルブを回してネックを固定する。しっかり締めないと弦高が高くなるので注意しよう
弦を緩める必要もなく、組立可能です。
その分、ネックをボディにはめ込むときはやや力が必要で最初は壊れないかビビりますが、普通に大丈夫です。
解体は逆の作業をやります。まずはバルブを緩めましょう。
ネックは取り付けるとロックして外れない構造になっているので、ネック裏のボタンを押してロック解除しながら外します。
組立も解体も何回かやれば、すぐに慣れますね。
慣れたらものの数分で終わる簡単作業です。
組立・解体が簡単にできる構造になっているところもいいですね。
専用バッグが付属
OF422を解体して収納できる専用バックが付属します。
このバッグがよくできていて、色んなものを一緒に収納できるようになってます。
ギター本体、譜面、カポタスト、チューナーなどの小物は問題なく収納できます。
また、譜面など入れる大きいポケットは二重になっていて、MacbookなどのノートPCや着替えなども収納できます。
手持ちと背中に担ぐ2Wayタイプのバックなので、移動はかなり楽ですね。
また、サイズ的に駅のコインロッカーや職場などにある普通のロッカーにも収まるので持ち歩きしやすいもの大きいです。
ピックアップ搭載
OF422はパッシブのコンタクトピエゾが内蔵されています。
パッシブなので電池などは必要ありません。
コンタクトピエゾなので、音はナチュラルで良い感じですね。
アンプに通す分には音量もしっかり出ます。
路上ライブやオープンマイクなど、持ち歩いてライブするには非常に便利なギターです。
Journey Instruments OF422をレビュー
それでは、OF422を細かくレビューしていきます。
最初に箇条書きでまとめるとこんな感じ。
- ミニギターにしては低音が出ていてしっかり鳴る
- チューニングが狂いやすい
- エレアコの音はキレイでナチュラル
- 持ち歩くのがすごく楽
価格帯も10万円ほどするのもあって、ミニギターにしてはかなり良い感じに鳴ります。
ピックアップの音もいいし、使い勝手は良さそうです。
そして、やっぱり1番の強みは解体できることですね。
持ち歩くのが楽ですし、ロッカーなどに入れて置けるのもポイント高いです。
ちなみに僕がお借りしたのはOF422N(ネック幅42.8mm)です。
レビューの目次
低音もあって音のバランスは良好
OF422Nで色々と演奏してみました。
OF410と比べると低音の出が良くなっており、音に膨らみがあります。
そのため、出音全体もバランスよく、スッキリした今時な感じの音色です。
実際にOF422Nで演奏した動画がこちら。
シンプルなコードストロークの曲ですが、すっきりとしたギターの音がちょうどいいです。
サイズ感的にはやや大きめのミニギターですが、割と普通のギターに近い音が出ます。
一方で抱えて弾いてると、かなりわかりやすく箱鳴りしてます。
出音はバランスが良いですが、弾きながら歌ってると箱鳴りして回った低音が伝わってきますね。
低音を強調して弾くと、やや目立ちすぎて歌い辛いので弾きこなすには若干の慣れが必要です。
サンプル音として3本のギターの音を用意しましたので聴き比べてみましょう。
Martin LXM(ミニギター)
OF422N
Gibson J-45
出音で聴き比べてみると、やっぱりLXMはシャカシャカ感強いですね。
OF422はシャカシャカした感じも薄くて、普通のギターに近い音です。
サイズ感はミニギターで、これだけ音のバランスが良いのは強いですね。
チューニングは狂いやすい
2週間ほど借りて使ってましたが、チューニングは結構狂いやすいです。
といっても、ミニギターはスケール短い関係でどれもチューニング狂いやすいので普通のことではありますね。
1時間とか弾いてると、徐々にチューニングの狂いが気になってきます。
また、翌日になると結構わかりやすくチューニングがズレています。
そのため、こまめにチューニングする意識は必要ですね。
また、組立・解体を繰り返すと弦が伸びやすいです。
このあたりは仕方ないですね。
代わりに解体というスペシャルな機能を使えるわけなので、割り切りましょう。
エレアコの音も良い
Journey Instrumentsのエレアコはピックアップの音が良いんですよね。
コンタクトタイプのピエゾなんですが、音がナチュラルで大分聞きやすいです。
こちらも先程の3本で聴き比べてみましょう。
Martin LXM(パッシブピエゾ)
OF422N
Gibson J-45(Anthem)
やっぱり聴き比べてみても、OF422のピックアップは音が良いですね。
パッシブなのもあって、ピックアップ通しても透き通った感じの音がしています。
以前、同じピックアップのOF410Nをお借りした時はライブハウスのセッションで使ってみましたが、結構良い感じでした。
路上ライブ、スタジオセッション、ライブハウスなどアンプを通して演奏したい場面でも安心ですね。
持ち歩きがとにかく楽
やっぱり、OF422の最大の強みはギターを解体して収納できることです。
普通のサイズのバックパックに収まるのは本当に強いです。
※左が通常のギターケース、右がOF422の専用バック
ギターを持ち歩くのが大変な理由はサイズ感が特殊なことなんですよね。
縦に長いので、普通のバックのようには扱えないし、ロッカーなどにも入れられない。
ですが、OF422の場合は普通のバックパックサイズなので移動が劇的に楽ですね。
電車の中でも前に担いで乗れるし、外出先ではコインロッカーにしまうことも可能です。
また、職場に持って行く時も職場のロッカーや自分のデスク下に置いておいても違和感ありません。
たけしゃん
ノートPCも入るので、待ち時間などに作業することもできたりします。
ギターを持ち歩くのはかなりヘビーで制約も多いんですが、Journey Instrumentsのギターならビジネスバックで外出するレベルの気楽さで持ち歩けます。
Journey Instruments OF422 まとめ
- OF422は解体して収納できる便利ギター
- やや大きめのミニギターというサイズ感で音は普通のギターに近い
- 駅のコインロッカーに入れられたり、職場にも持っていきやすいのがグッド
ぎたすけ
たけしゃん
OF422のレビューでした!
なかなか、お出かけできない状況が続きますが、落ち着いたらギター持ち歩いて出かけたい人も多いはず。
自宅での利用はもちろん、旅行・出張・アウトドアなどとも相性が良いので外出先でギターを弾きたい人はチェックしておきましょう!
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