たけしゃん
WebサーバーがSSDになったことでスピードがウリの競合他社と互角の性能になりました。
実際に変えてみたので効果や注意点などを解説していきます
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ロリポップ ハイスピードプラン
ロリポップのハイスピードプランは2019年9月に発表されたスピードと安定性を強化させた新プランです。
ハイスピードプランのウリは下記の2点。
- WebサーバーがApacheからLite Speedに変更
- オールSSDで構成されたWebサーバー
WebサーバーはApacheではなくLite Speedを採用しています。
競合の速いところはNginxが多いのですが、Lite SpeedはWordpress環境ではNginxの10倍の速度が出て安定性も高いという話なので好材料です。
また、ストレージがHDDからSSDに変わりました。
爆速をうたってるレンタルサーバーはSSDが基本なのですが、これまでのロリポップは最上位であるエンタープライズプランのみSSDだったんですよねぇ。
エンタープライズプランは月額2,000円~とお高いのですが、ハイスピードプランであれば月額1,000円~と競合他社と同じくらい。
ようやく、競合他社の人気プランと同じものを出してくれたので嬉しいですね。
ロリポップのプラン
プラン | 月額 | 初期費用 | 容量 | Wordpress | Webサーバー | ストレージ | 転送量/日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
エコノミー | 100円 | 1,500円 | 10GB | 不可 | Apache | HDD | 40GB |
ライト | 250円 | 1,500円 | 50GB | 可 | Apache | HDD | 60GB |
スタンダード | 500円 | 1,500円 | 120GB | 可 | Apache | HDD | 100GB |
ハイスピード | 1,000円 | 3,000円 | 200GB | 可 | Lite Speed | SSD | 100GB |
エンタープライズ | 2,000円 | 3,000円 | 400GB | 可 | Apache | SSD | 100GB |
ロリポップは全部で5種類のプランがあります。
使い分けとしては下記のような感じがいいですね。
- ライト…ブログ運用開始~5万PVくらいまで
- スタンダード…5万PV~10万PVくらいまで
- ハイスピード…10万PV以上
- エンタープライズ…法人レベルの大規模サイト運営者向け
僕はライトプランでブログ運用を初めて、5万PVくらいのときにスタンダードプランに切り替え。
そして、今回ハイスピードプランに切り替えてます。
エックスサーバーと比べて、ライト(低価格)にはじめてサイト規模に合わせてプランを変えていけるのがロリポップの強みですね。
立ち上げ当初からサーバー代に毎月1,000円払うのは、正直辛いですからね。
ロリポップはサイトが成長してきたら他社へ乗り換える人が多いのですが、ハイスピードプランができたことによってロリポップでずっと運用する選択肢はかなり強くなりました。
競合他社との比較
会社名 | 月額料金 | 初期費用 | 容量 | Webサーバー | ストレージ | お試し期間 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロリポップ | 1,000円 | 3,000円 | 200GB | Lite Speed | SSD | 10日 |
Xサーバー(X10) | 1,100円 | 3,000円 | 200GB | nginx | SSD | 10日 |
CONOHA WING | 1,200円 | 0円 | 200GB | Apache&nginx | SSD | 14日 |
ロリポップのハイスピードプランは競合他社の最も安くて人気のあるプランと互角です。
だから、僕みたいにずっと使っている人からすると「やっとできたか…」という感じ。
ロリポップって中堅ブロガーには良いプランなかったんで、ハイスピードプランはほんと助かりますね。
ハイスピードプランの登場で「いずれは自分もブログで何十万円も稼げるようになる…!」という人もロリポップを選択しやすくなりました。
たけしゃん
CHECK!
ロリポップ ハイスピードプランをレビュー
それでは具体的にハイスピードプランに変えた所感をレビューしていきます。
初めに総評すると「体感で明らかに早くなって競合他社に負けなくなった」です。
ぶっちゃけ、僕は現契約終わったら他社に乗り換えるつもりだったんですよね(笑)。
だって、体感で競合他社のサーバー使ってるサイトより遅いんだもん。
ですが、ハイスピードプランに変えたら体感で互角になったので来年以降もロリポップで良いかなと思ったくらいです。
PageSpeed Insightsの点数が上がった
ハイスピードプランに変えたことで、サイト速度チェックツールであるPageSpeed Insightsの点数が上がりました。
モバイルは54点から74点と20点も上がってます。
PageSpeed Insightsのスコア自体がコロコロ変わるので目安でしかないですが、モバイルは体感で明らかに早くなったので信憑性は高そうです。
体感でファーストビュー表示が早くなった
ハイスピードプランに変えて一番感じたのがファーストビューの表示が早くなったことです。
特にモバイルでの表示は一段階早くなったので、すごく嬉しいです。
僕が次回契約でロリポップから他社に乗り換えようと思ってた理由が「ファーストビューの表示が遅い」ことだったんですよね。
エックスサーバーやCONOHA WINGを使っている方のサイトより、体感で遅い。
色々対策してみたんですけど、どうしても同じにならなかったのです。
ですが、今回のハイスピードプラン乗り換えで体感で互角くらいになったので悩みが解消されました。
他社サーバーへの乗り換えって大変なので、乗り換え検討されてる方はまずはハイスピードプランへのプラン変更を検討しましょう。
CHECK!
直帰率や離脱率は別に変わらない
よく速度が遅いと、サイトからの離脱者が一気に増えるという話がありますよね。
試しにスタンダードプランとハイスピードプランで直帰率・離脱率を比較しましたが、変化はありませんでした。
まあ、スタンダードプランでも問題あるほど遅いわけじゃなかったですしね。
ユーザーの利便性から考えても早いに越したことはないですが、指標に影響出るほどは変わりません。
管理画面は相変らず重い
Wordpressの管理画面は早くなりませんでした(苦笑)。
相変らず、重たくてイライラすることも結構あります。
PHP設定の変更ができなくなる
ハイスピードプランに変えると強制的にPHP(LiteSpeed版)に変更されます。
そして、PHPの細かい設定変更が一切できなくなります。
まあ、4年近くサイト運用していてロリポップ側のPHP設定をいじったことってないので困ることは基本ありません。
なお、商品リンクを作るツールのRINKERがver1.5.5から下記どちらかの対応が必要になりました。
- cURLがインストールされている
- PHP設定のallow_url_fopenがonになっている
後者が思い切り、PHP設定の話ですがハイスピードプランのPHPはデフォルトでallow_url_fopenがonになっているため、問題ありません。
実際に僕のサイトでもRINKERは正常動作しているので、ご安心ください。
段階的にプラン強化できるのは良い
サイト運営を始めるにあたって、サーバー選びってジレンマがあるんですよね(体験談)。
初めは安く済ませたいけど、ブログが成長しても使い続けられる環境が良い!
そして、ロリポップは「安く済ませられるけど、成長したら引っ越しが必要」みたいなイメージだったんですよね。これまでは。
ですが、ハイスピードプランの登場で「初めは安く、サイトが成長したらプラン格上げ」で対応可能になりました。
実際、このブログは月間17万PV程度ですが、ロリポップのハイスピードプランで全然問題ないです。
エックスサーバーやCONOHA WINGだと最初から月額1,000円は必要です。
ロリポップのライトプラン(月額250円)でサイト運営を初めて徐々にプラン格上げという選択肢は初心者には良いですね。
ロリポップは4年近く使ってますが、サポート体制も良好なので初心者にはおすすめですよ。
僕は何でも自分でやるタイプなので、サポートに結構助けられてます。
CHECK!
ハイスピードプランが向いている人
ロリポップのハイスピードプランが向いている人はズバリこんな人です。
- 現在、ロリポップと契約していてサイトスピードに不満がある
- 他社サーバーと契約していてサイトスピードに不満がある
- 将来的に自身のサイト状況に応じて契約内容をランクダウンさせる可能性がある
逆にハイスピードプランが向いてない人はこんな人。
- 現状、エックスサーバーやCONOHAと契約している
- サイト運営をはじめたばかり⇒ロリポップ スタンダードかライトプランがおすすめ
正直なところ、エックスサーバーやCONOHA WINGから乗り換えるほどの優劣はありません。
逆に言えば、ロリポップから他社に乗り換えるならハイスピードプランを試してからの方がいいです。
僕のようにサイト運営をロリポップで初めて、サイトの速度に不満を持っていた…という人は割といると思うのでハイスピードプランを試してみてほしいですね。
僕のサイトは体感で確実に早くなりましたからね。
CHECK!
ハイスピードプランに変える際の注意点
これから、サイトを製作して新規契約される方は特に気にする必要はありません。
既にサイトがあって他社からの乗り換え、もしくはロリポップのプラン格上げする人向けの注意点です。
僕自身、ライトプランからスタンダードプランに変える時に痛い目にあってるので、ちゃんと確認することを強くおすすめします。
PHP 7.3の事前動作確認は必ず行うべし
ハイスピードプランはPHP 7.3(LiteSpeed)に強制的に変更されます。
プラン格上げ時に警告が出ますが、PHP 7.3(CGI版もしくはモジュール版)で正常動作するかは必ず事前に確認しましょう。
参考 PHP設定の変更マニュアルロリポップ他社からの乗り換えの方はお試しの10日間で実験しましょう。
実際に僕はライトプランからスタンダードプランに変更した際にPHP 5.4からPHP 7.1(モジュール版)に変えたらサイトが真っ白になりました。
PHPのバージョンを戻すにはサポートに連絡して、ロリポップ側での対応が必要です。
そのため、丸1日サイトが真っ白でした。
必ず、事前の動作確認をおすすめします。
PHP設定を変更してる人は要注意
ハイスピードプランはPHP設定をデフォルトから一切変更できません。
他社乗り換えの方やスタンダードプランでPHP設定を独自に変更している人は、事前にロリポップサポートへハイスピードプランのデフォルト値がどうなってるか確認しましょう。
なお、ほとんどの方はレンタルサーバー側のPHP設定をいじることはありません。
多くの人が関係しそうなのはRINKERくらいだと思いますが、RINKERはデフォルト値で問題ありません。
CHECK!
ロリポップ ハイスピードプラン まとめ
- スタンダードプランよりサイトスピードは速くなった
- 現在のサイト表示速度に不満がある人におすすめ
- PHPの事前動作確認はちゃんとやるべし
ぎたすけ
たけしゃん
ロリポップのハイスピードプランの解説でした。
体感速度が上がったと感じるのはほんとに大きいですね!
正直、サイト速度計測ツールで数字が上がることはあっても、体感で上がるほど違いを感じることはあまりないですからね。
これまでのロリポップはスタンダードとエンタープライズの2択で差がありすぎました。
僕みたいな中堅ブロガーからすると、ちょうど良いプランがなかったのですが、ハイスピードプランは正に穴を埋めてくれるプランです。
サイトの表示速度に不満があるサイト運営者はぜひ、試してみてください。
ファーストビューの表示が体感で早くなると、サイト内を回遊してもストレスないので効果は大きいですよ。
CHECK!
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