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たけしゃん
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ギター・コード・ボイシング完全攻略
- ボイシングに特化したコードブック
- ルート音の位置を基準にコードフォームを解説している
- 基本的なコード知識が必要な中級者向けの本
ギターコードのボイシングに特化したコードブック、ギター・コード・ボイシング完全攻略。
サブタイトルは「6~5弦ルートのみから卒業」となっており、4弦以下をルートにしたコードフォームをたくさん掲載しています。
コードフォームを丸暗記というよりは基本形からルート位置の移動でバリエーションを増やすための本です。
なので、基本形をわかっていないと買っても挫折しそうです。
目次
- 【基本】三和音と四和音
- 【発展】テンションとルート省略
- 【応用】コードの作り方とトップ・ノート活用
- 【実践】ポイント別のボイシング練習
①、②で基本コードに対する1弦~6弦ルートのコードフォームが掲載されています。
③以降はコード理論を交えて、自身でコードワークを研究する内容になっています。
コード掲載パターン
汎用型コードブックとは違い、コードネームの記載はありません。
メジャー、マイナー、メジャーセブンス…といった構成音別での紹介です。
コード構成音別の基本形だけ覚えて、ルート位置は自分で決めてね…という方式です。
サンプルページの例で行くと6弦ルート①は3フレットで弾けばGですし、5フレットで弾けばAになります。
最初は何のこっちゃ…となりますが、最終的にはだれしもが構成音ごとの基本形を覚えてキーに合わせて平行移動させるようになります。
たけしゃん
ギター・コード・ボイシング完全攻略 レビュー
はじめに総評すると「弾き語りよりはバンドアンサンブルのギタリスト向け」です。
掲載内容はベースやピアノがいてベース音を鳴らしてくれるからこそ、使えるものが多いです。
ただ、最近は弾き語りすともギターを多重録音することが多いです。
ギター2本を使って伴奏を考える際などにギター・コード・ボイシング完全攻略のコード知識を活用することで演奏幅が広がります。
ルート音をしっかり弾くギターとボイシングを変えてハイポジションを弾くギターに分けると効果的ですね。
情報量は多め
各構成音ごとに6弦ルート~1弦ルートまでコードフォームが記載されています。
コードフォームの数も1つの弦に対して2~9パターン掲載されているので、情報量は多いです。
また、構成音については種類が多くテンションコード含めて29種類と使うものはほぼ網羅しています。
各コードフォームをルート位置別で調べるのには役立ちます。
各コードフォームにメモがある
コードフォームはルート位置ごとに6フォームほど掲載されています。
そして、6フォーム1つ1つに簡単なコメントがついています。
定番のコードフォームには「定番」とついており、活用しやすいのが嬉しいですね。
バンドアンサンブルのほうが活用しやすい
弾き語りだとルート音をちゃんと弾かないとコード感が出なくなり、演奏にまとまりがなくなりがちです。
なので、4~6弦にルート音を持っていきたいところです。
よって、1~3弦ルートのコードフォームは掲載されていますが、あまり使いません。
弾き語りのギター伴奏に幅を持たせたい…と本書を買ってもいまひとつ活用しきれない可能性が高いです。
逆にバンドアンサンブルであれば、ピアノやベースがいるためルート音の位置にこだわる必要はありません。
ギター・コード・ボイシング完全攻略に掲載された内容から更にルート音を省略する…など活用範囲が広いです。
昨今では弾き語りすとがDTMをやることは当たり前なので、弾き語り以外のギター伴奏も踏まえて活用すると良いでしょう。
ルートに縛られた演奏から抜け出せる
弾き語りすとでギター・コード・ボイシング完全攻略を読むべき理由はこれです。
ルートに縛られた演奏から抜け出せるヒントがあることです。
弾き語りばっかりやっていると、ルートの制約でお決まりのコードフォームになりがち。
また、コードに混ぜたメロディーラインを作れなかったりします。
ギター・コード・ボイシング完全攻略を参考に色んなルート位置でのコード進行に慣れると、もっと演奏に自由度が出ます。
伴奏に気の利いたオブリガートなども入れられるようになるので、ルートから解放された演奏にチャレンジしてみましょう。
ギター・コード・ボイシング完全攻略 まとめ
- コードのボイシングに特化した本で1~6弦でルートを変えたフォームが載っている
- 掲載パターンはコードネームでなく構成音別になっている
- 基本的なコードフォームを理解した中級者向けの本
ぎたすけ
たけしゃん
ギター・コード・ボイシング完全攻略の解説でした。
エレキギターのほうがマッチしている本ではありますが、弾き語りだけやっているとコードに縛られがちです。
こういった、視点の本でルートに縛られない演奏にも慣れると幅が広がって良いですね。
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