アコギ(エレアコ)向けブースターとしてXotic  EP Boosterをレビューする

ぎたすけ

そもそも、クリーンブースターって何?

たけしゃん

音質を変えずに音量を上げるエフェクターのことだよ
この記事でわかること
  • アコギ向けのクリーンブースターとは
  • Xotic EP Boosterの機能
  • Xotic EP Boosterのレビュー
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

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たけしゃん

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プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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アコギ向けのクリーンブースターとは

たけしゃん

クリーンブースターはアコギ弾きには馴染みがないため、どんなものか説明します

クリーンブースターとは原音のままに特定部分だけ音量を上げる目的で使用されるエフェクターのことです。

主にはギターソロなど見せ場だけ、音量を一気に上げるために使用されます。

 

エレキギターでは出したい音に合わせて、音を歪ませて音量を上げるオーバードライブなどの歪み系エフェクターとクリーンブースターを使い分けます。

 

アコギ(エレアコ)の場合は音を歪ませることは基本ないため、部分的に音量を上げたい時はクリーンブースターを使用します。

アコギでのブースター活用

  • ギターソロ部分で音量を上げたい
  • サビのバッキングで音量を上げたい

用途は大体、この2つ。

僕はほとんど、ギターソロでしか使っていません。

 

サビのバッキングでの活用もよくあるパターンですが、アコギの場合はバッキングは音量と共にアタック感が欲しいんですよね。

音量だけ上がってもイマイチなので、ブースターによるコントロールは向いてません。

 

ブースターはONにするだけで、音量が綺麗に上がる優れもの。

ですが、アコギの場合は使用場面を考えないと浮いてしまうこともあるので注意が必要です。

ブースターではアタック感は出ない

ギターソロやバッキングの盛り上がりを演奏面での強弱で対応するか、クリーンブースターを使うか迷うところ。

どっちにするかのポイントは「アタック感」です。

 

演奏のダイナミクスは音量だけではなく弾く強さ(アタック感)が大きく影響します。

クリーンブースターは音量を上げてくれますが、アタック感は補完されません。

 

よって、アコギのバッキングはクリーンブースターに頼らず自身の演奏の強弱で表現したほうが聴き手に伝わりやすいです。

 

逆にバラード系のギターソロでアタック感を強く出すとソロが浮くのでクリーンブースターに頼って優しく弾いたほうが伝わりやすいです。

 

このように状況によって、自身の強弱で対応するかクリーンブースターを使うか検討しましょう。

弾き語りではブースターは基本使わない

弾き語りについては演奏の強弱の範囲内で対応したほうが聴き手に伝わりやすいです。

下手にクリーンブースターを入れると音量がいきなり上がって浮いてしまいがち。

 

よって、バンドやユニット形態でギター演奏をする人以外はクリーンブースターは必要ありません。

例えば、秦基博さんはクリーンブースターを使用していますがバンド内でのアコギによるギターソロにしか使っていないです。

たけしゃん

次章からは僕が長年、エレキ・アコギ兼用のブースターとして使っているXotic EP Boosterを解説していきます!

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Xotic EP Boosterの機能

  • スイッチと音量ツマミのシンプル構造
  • 9V電池と駆動
  • 小型で持ち運びに便利

たけしゃん

エレキギターでは名機と名高いEP Booster。アコギでも使えるクリーンブースターです

シンプルな構造と歪まずクリアな状態で音量を上げてくれる定番のクリーンブースター、Xotic EP Booster

エレキギターやセミアコでは定番のエフェクターですが、アコギ(エレアコ)でも活用できます。

 

本章では機能面について解説していきます。

ペダルとツマミだけのシンプル構造

使い方は実にシンプルで音量ツマミを回してペダルを踏むだけ。

フルテンにすると20db。僕はいつも9~10時くらいで使っています。

 

ギター・アンプと接続した状態でペダルを一度踏むとONになり、LEDが点灯します。

もう一度踏むとOFFとなり、LEDが消灯します。

電池とアダプタ両対応

EP Boosterは電池で駆動します。

電池ボックスは裏面。

4つのネジがついているので外すと電池が出てきます。

9V電池です。ライブ使用時は予備の電池を用意しておきましょう。

 

別売りですが、アダプター接続対応しています。

場所は音量ツマミの下です。

アダプターを使用する場合は電源が必要になりますので注意。

EQ特性を2つのスイッチで設定可能

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電池ボックス上部に赤い内部ディップスイッチがついています。

番号毎の特性は下記の通りです。

  1. +3dbゲイン(低域)
  2. ブライトスイッチ

それぞれをON・OFFすると若干音が変わります。

初期設定では①がOFF、②がON。ソロで使うなら初期設定のままで良い感じです。

Xotic EP Boosterをレビュー

たけしゃん

クリアな音質のまま、音だけ大きくなります。小型で持ちやすいのもグッド!

それではEP Boosterをレビューしていきます!

総評は音質は素晴らしく、小型で便利!ただ、アコギ専用なら値段が高い」です。

 

品質的には素晴らしいです。

ただ、アコギ(エレアコ)だけでの利用で考えると安くて便利なものは他にもあります。

では、詳しくは解説していきます。

音質はクリアなまま音量アップ

クリーンブースターという名前の通りでクリアなまま、音量アップしてくれます。

歪んでいる感じは全くしません。

 

音質はアナログ感が加わり、太くなります。

アコギ(エレアコ)の音とも相性が良く、利用者多いのも頷けます。

小さいので持ち運びに便利

  • 外部寸法(縦/幅/高):3.5” x 1.5” x 1.5” (89mm x 38mm x 38mm:ノブを除く)
  • 重量:260g

小さくて、軽いので持ち運びが楽です。

ギターケースに入れておけばOKなのは強いですね。

電池で十分

使用方法にもよりますが、電池の持ちは良いです。

ブースターとして場面毎に使用するのであれば、電池で十分です。

 

逆に常時ONしてプリアンプのような使い方をする人は別売りアダプターを買いましょう。

常時ONで利用するならプリアンプを買うべし

エレキギターではソロのブースト用以外に音質を太くするためにプリアンプ的な使い方で常時ONすることがあります。

アコギ(エレアコ)でも常時ONすることで音が太くなり使えます。

 

…が音痩せ対策でEP Boosterを常時ONして音を太くするなら、プリアンプを買ったほうが良いです。

プリアンプであれば、音痩せ対策に加えてEQやハウリング対策のノッチフィルターなど多彩な音作りが可能です。

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アコギ(エレアコ)専用なら多機能プリアンプを買うべし

EP Boosterの良いところは「エレキギター、セミアコ、アコギ(エレアコ)」の全部で共通利用できることです。

プロのシンガーソングライターはみんな、この3つのギターを活用しています。

 

アコギ(エレアコ)専用機であれば、もっと多機能なものはあります。

例えば、L.R.Baggs Venue DIです。

Venue DIの機能

  • 5バンドEQ
  • ノッチフィルター
  • フェイズスイッチ
  • D.I
  • クリーンブースター
  • クロマチックチューナー

1台にこれだけの機能がついています。

アコギ(エレアコ)専用ならL.R.Baggs Venue DIを買ったほうが、断然便利です。

 

逆にエレキギターやセミアコも弾く場合は共用できるので断然、EP Boosterのほうが便利。

自身が弾く楽器の種類によって選択を変えましょう。

Xotic  EP Booster まとめ

  • クリーンブースターはギターソロやバッキングの音量アップで利用する
  • EP Boosterはエレキギター、セミアコ、アコギ共用で使えるクリーンブースター
  • アコギ専用なら多機能プリアンプのほうが便利

ぎたすけ

アコギでもエフェクターとか使うんだな

たけしゃん

アコースティックユニットだとクリーンブースターは使っている人、結構いるんだよ

クリーンブースターXotic EP Boosterのレビューでした!

弾き語りだと使う場面はあまりありませんが、アコギ(エレアコ)の伴奏で使えます。

 

ちなみに秦基博さんはバンドでアコギ(エレアコ)のソロを弾くときはL.R.Baggs Venue DIのクリーンブースターを活用していました。

 

アコギ(エレアコ)の伴奏をやるもよし、バンドやユニットでボーカルギターやりながらギターソロに挑戦するもよし。

新しいチャレンジは弾き語りにも良い刺激を与えてくれます。

 

あなたもクリーンブースターを買って新しいチャレンジをしてみませんか?

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