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ダイナミックマイクの基本知識
![SHURE BETA58A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/10/beta58_4.webp)
ダイナミックマイクはダイアフラムとコイル・磁石が入っており、ダイアフラムの振動をコイルに伝えることで音を電気信号に変換します。
シンプルな構成で電源供給など必要なく、頑丈で環境変化に強いです。
![SHURE BETA58A-X](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/02/BETA58A.webp)
そのため、ライブハウスやイベントなど色んな場面で用いられるマイクですね。
接続端子はUSBタイプとXLRタイプの2種類に分かれます。
![USB端子とXLR端子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2020USB_14.webp)
USBタイプはPCやゲーム機に直接接続できますが、オーディオインターフェイスやミキサーでは使えません。
![Universal Audio Volt 2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/volt2-12.jpg)
逆にXLRタイプはPCに直接接続できませんが、音響機器に接続できます。
PCで使いたい場合はオーディオインターフェイスを経由する必要があります。
ザックリ言うと次のような使い分けですね。
タイプ | 用途 |
USB | オンライン会議 雑談配信 ゲーム実況 |
XLR | ライブ イベント 歌配信 |
なお、最近ではUSB・XLRの兼用ができるダイナミックマイクも存在します。
![SHURE MV7のXLR端子とUSB端子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/05/MV7-17.webp)
音楽用途の方はXLRを買っておくのが間違いないです。
逆にテレワークでしか使わないなら、USBのほうが何かと便利ですね。
ダイナミックマイクの接続方法
![SM58をマイクスタンドに取り付けたところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/SM58_10.webp)
ダイナミックマイクの接続はXLRタイプはXLRケーブル、USBタイプはUSBケーブルを用います。
![XLRケーブルとUSBケーブル](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/mic-cable8.webp)
XLRケーブルを用いて、音響機器と接続するときは必ず音響機器側の音量を0にしてから接続しましょう。
![YAMAHA AG03MK2 ブラックの下部](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/03/AG03mk2-10.webp)
音量が上がった状態で接続すると、マイクやスピーカーなどの故障の原因になります。
取り外すときも同様で、必ず音量フェーダーを0にしてから取り外しましょう。
また、ダイナミックマイクはファンタム電源不要なので、OFFにしましょう。
![AG03MK2のファンタム電源](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/04/AG03mk2-36.webp)
多くのダイナミックマイクはファンタム電源を付けていても影響ないですが、一部のマイクで故障の原因になることがあります。
必ず、OFFにしたのを確認してから接続しましょう。
なお、USBマイクに関しては特に注意事項はありません。
![SHURE MV7付属のUSBケーブル](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/05/MV7-9.webp)
普通にUSBケーブルで接続すればOKです。
一応、取扱説明書には目を通し、注意事項などがあれば従いましょう。
ダイナミックマイクの持ち方
![ダイナミックマイクの正しい持ち方](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/use-mic6.webp)
ダイナミックマイクを持つときはグリルの下部分を持つようにしましょう。
グリル部分を持つと、音がこもってしまいます。
![ダイナミックマイクのグリル部分を持つのはダメ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/use-mic5.webp)
グリル部分を覆うことで、ハウリングの原因にもなるので注意しましょう。
また、ケーブル接続部分に被る持ち方もノイズの原因になるためNGです。
![ダイナミックマイクのケーブル接続部分を持ってはダメ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/use-mic7.webp)
ちょうど真ん中あたりを持つようにしましょう。
![ダイナミックマイクの正しい持ち方](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/use-mic6.webp)
マイクと口との距離は10~15cm程度が基準です。
![SHURE MV7設置例 ニア](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/05/nia.webp)
ただ、プロでも口をベッタリくっつけて歌う人も多いです。
マイク距離が近づくほどに低音が強くなるので、声質によって最適な距離は変わります。
10~15cm程度を基準に色々試してみましょう。
ダイナミックマイクの注意事項
![BETA58Aでレコーディングしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/10/BETA58_1-1024x576.webp)
続いては、スタジオやライブハウスでダイナミックマイクを使う際の注意事項です。
ここでは、スピーカーの故障に繋がる下記の3点について説明します。
マイクを叩かない
![グリルを叩いて音を出ているか確認してはダメ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/use-mic8.webp)
音が入っているかどうかの確認でマイクを叩く人がいますが、叩かずにグリルをひっかきましょう。
![グリルをひっかいて音が出ているか確認しよう](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/use-mic9.webp)
マイクを叩くと音が大きすぎて、スピーカーの故障に繋がる可能性があります。
ガリガリひっかくだけで、ミキサー側で音が入力されているかは十分確認できます。
声を出して問題ない状況なら、声を出して確認するのが一番良いですね。
マイクをスピーカーに向けない
![リハーサルスタジオ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/12/studio-1.webp)
マイクをスピーカーに向けると、スピーカーの音を拾ってハウリングしてしまいます。
そのため、マイクを直接スピーカーに向けることがないように注意しましょう。
スタジオやライブハウスでは、メインスピーカーの他に演者が自身の演奏を聴くためのモニタースピーカーが設置されています。
![モニタースピーカー](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/04/monitor-speaker.webp)
モニタースピーカーにマイクを向けてもハウリングするため、スピーカーの位置はしっかり把握しておきましょう。
リハーサルスタジオでハウリングが起きる場合は音量調整、スピーカーの位置変更で対処します。
マイクケーブルを急に抜かない
![SM58を横から撮った写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/SM58_9.webp)
ミキサーのフェーダーが上がっている状態でマイクケーブルを抜くと、スピーカーの故障の原因になります。
そのため、ライブハウスでは必ず音響の方に合図してからケーブルを抜きましょう。
リハーサルスタジオでも、マイクケーブルを抜く前にミキサーのフェーダーを必ず下げましょう。
![オーディオミキサーのフェーダーを調整しているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/audio-mixer.webp)
急にケーブルを抜かないのは、スタジオやライブハウスの基本マナーと心得ましょう。
ダイナミックマイクの保管
![SHURE BETA87A付属のマイクポーチ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/beta87a-11.webp)
ダイナミックマイクは湿気やほこりにも比較的強いです。
そのため、付属のマイクポーチなどにしまっておけば大丈夫です。
保管環境によりこだわりたい人はジップロックなどに乾燥剤を入れて保管しましょう。
なお、低価格のダイナミックマイクだとマイクポーチが付属していません。
1,000円くらいで買えるので、別途購入すると良いでしょう。
以上でダイナミックマイクの使い方についての解説は終わりです!
弾き語りすとLABOでは、「歌ってみた・カバー動画制作講座」を用意しています。
筆者の演奏動画
YouTubeなどに動画投稿したいと思っている方はぜひ参考にしてみてください!
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