ぎたすけ
たけしゃん
- 弾き語りの上手い人と下手な人の違い
- 歌が下手な人の改善方法
- ギターが下手な人の改善方法
読みたい場所をクリック!
弾き語りが上手い人と下手な人の違い
弾き語りの上手い人、下手な人の違いを細かく考えると、ほんとに色んな要素があって一言で言うのは難しいです。
しかし、上手い人と下手な人の違いで必ず共通して言えることがあります。
それは「上手い人は全スキルの最低点が高く、下手な人は最低点が低い」ということです。
弾き語りが上手い人はもちろん、全体的に演奏の完成度が高く、歌なりギターなり特別なスキルを持っていることが多いです。
その一方で、苦手なスキルも聴いていて違和感ないレベルまでは到達させているのです。
例えば、ギターが非常に上手いけど歌はそうでもない…というアーティストは結構いますが、歌が聴いてられないくらい酷いは人はいません。
弾き語りが上手い人は演奏パーツごとに完成度は異なるものの、聞き苦しいパーツは存在しません。
逆に下手な人は最低点が低く、何かしら聞き苦しい演奏パーツが存在します。
- 歌もギターも聞き苦しいレベル(初心者)
- 歌はうまいがギターが聞き苦しいレベル
- ギターはうまいが歌が聞き苦しいレベル
上記のどれかのパターンになります。
初心者の方はこれからなんで練習あるのみですが、歌かギターの片方が聞き苦しいレベル…という人は長年やっている中級者の方でも多いです。
聴き手からすると、聞き苦しいレベルの演奏パーツが目立つので弾き語り全体が安っぽく見えてしまいます。
つまり、最低点が低いと最高点が高くても、平均点が高くても評価されづらいということなのです。
ただ、主旋律を演奏するのは歌なので、ギターが下手でも歌が上手い人はそれなりに評価されます。
しかし、上のレベルになると歌が上手くて、ギターも伴奏は違和感ないレベルで弾ける人が当たり前になってくるので厳しくなるわけです。
得意な分野を磨きつつ、最低点を引き上げよう
弾き語りだと歌とギターの両方が均等に上手くなるというのが理想と思われがち。
実際には歌かギターのどちらかが得意な人の方が個性を出しやすいです。
弾き語りにおいては得意なものを徹底的に伸ばしつつ、苦手なものを聴いていて違和感ないレベルまでは引き上げるという方針がベスト。
実際にプロアーティストを見ても、スキル自体は歌かギターのどちらかに偏っている人が多いです。
例えば、弾き語りで人気アーティストである秦基博さんと星野源さん。
秦基博さんは圧倒的な歌唱力でギターは伴奏に徹しており、スキル的にはかなり歌に寄ってます。
星野源さんは素朴なボーカルにアイデアと正確性に富んだギター伴奏が魅力で、スキル的にはかなりギターに寄ってます。
歌とギターで得意不得意がある人は逆に自分には才能がある!と考え、得意なほうを徹底的に伸ばして、苦手なものはリスナーが聴いていて違和感ないレベルまで引き上げましょう。
苦手な分野は「やらない」も有り
最低点を引き上げるのに有効な方法として、「やらない」という選択肢があります。
歌が下手なら上手い人に歌ってもらえばよいし、ギターが下手なら上手い人に弾いてもらえばよいのです。
特にプロアーティストを目指している人はやることを決めるより、やらないことを決めるほうが重要です。
苦手なジャンルや好きじゃないものは早々に切捨て、最低点を引き上げましょう。
…といっても弾き語りを楽しむためには歌も楽器もやる必要があるわけなので、次章では
- 歌が下手な人
- ギターが下手な人
上記の2パターンについて苦手なものを違和感ないレベルまで引き上げる練習方法を解説していきます。
歌が下手な人の改善方法
- 好きなアーティストを模倣する
- 音程(ピッチ)正確に取る
- リズムを正確に取る
- 曲のキーは自身のキーに合わせる
歌が苦手な人がやるべきことは上記の4つ!
後はたくさん歌うことです。
ボイトレに行くのはもちろん非常に有効な手段ですが、日頃から歌い込まないと声は安定しないので歌の練習をする習慣を付けることが重要です。
ついでに録音癖もつけて、自身の歌を細かく分析するようにしましょう。
好きなアーティストを模倣する
自分が好きなアーティストの歌を徹底的に聴き込んで、徹底的にコピーしましょう。
模倣するアーティストは1組ではなく、3組以上にした方が良いです。
模倣するアーティストを1組にすると、そのアーティストに寄りすぎて抜け出せなくなります(歌が好きな人にありがち)。
歌の雰囲気やニュアンス、展開作りなどは上手いボーカルの模倣が一番練習になります。
歌が苦手だとすぐに模倣できませんので何度も何度も、アーティストの歌を聴いて自分の歌を聴いて…と繰り返しやることになりますので根気が必要です。
音程(ピッチ)を正確に取る
歌が苦手な人はほぼ例外なく、音程(ピッチ)が悪いです。
音程(ピッチ)はやりこみで誰でも直せますし、音程(ピッチ)とリズムがあっていればそれなりに聴ける歌になります。
また、音程(ピッチ)を合わせるには声を安定させる必要があるので、音程(ピッチ)を合わせる練習は発生練習にもなります。
まずはボーカルのメロディーラインを楽器でなぞって、正確に音程を把握しましょう。
音程を把握したら、自身で歌った音を録音して音程がズレていないかをチェックするようにしましょう。
リズムを正確に取る
聴き手に違和感ないレベルまで、歌のレベルを引き上げるのに音程(ピッチ)と並んで重要なのがリズムです。
ドラムに合わせて、細かくリズムを刻んで歌を載せるイメージです。
ボーカルのリズムもギターのリズムも基本は一緒です。
発音する行為が弾くか、歌うかの違いだけです。
ギターができているのにボーカルが出来ない場合は発声がコントロールできていませんので、フレーズを抜き出して繰り返し練習しましょう。
曲のキーは自身のキーに合わせる
原曲キーで歌いたい気持ちはわかりますが、歌が苦手な人はまずは歌えるキーで正確に歌えるようになることが先です。
毎回、サビの高音が出なくて音を外していると音程(ピッチ)が良くなりません。
歌い慣れてくると、徐々に音域も広がってきます。
音程(ピッチ)、リズムを正確に歌えるようになったら、徐々にキーを上げていくようにしましょう。
焦らずに少しずつ取り組むのがコツですよ。
ギターが下手な人の改善方法
- ギタースコアを見て、完コピを繰り返す
- 完コピができるようになったら耳コピをする
上記の2つです。
ギターが下手な人の大半は音の質へのこだわりと、引き出しの数の2点が圧倒的に足りません。
ネット上のコード譜で適当に弾いているだけだと音の質へのこだわり、引き出しの数は伸びません。
面倒でも、地道に完コピと耳コピを頑張るのがポイントです。
ギタースコアを見て、完コピを繰り返す
完コピにはアーティスト本人が監修しているギタースコアがおすすめです。
実際にアーティストに弾いている通りに採譜されているので、忠実に再現しましょう。
フレーズだけでなく鳴っている音の質が同じであることも重要です。
ストロークの音がこすれていたり、アルペジオの音が繋がらずに途切れていてはダメです。
ちゃんと、音源を聴き込んで自身の演奏がアーティストと同じように再現できているかを追求しましょう。
おすすめは秦基博さんのギター弾き語りアルバム「evergreen」。
アルバムに対応した本人監修のギター弾き語りスコアが発売されています。
難易度も初中級者向けの曲が多いので、ギターの音の質まで追求して完コピをするのにこれほど最適な教材はありません。
ギタースコア
アルバム
参考記事
秦基博さんのギタースコア「evergreen」は初中級者に超おすすめの1冊
ギター弾き語り 秦 基博 evergreenをレビュー。初中級者の教本として最適な1冊
完コピができるようになったら耳コピをする
ギタースコアでの完コピに慣れてきたら、耳コピにもチャレンジしましょう。
耳コピができると、スコアがない楽曲もチャレンジできるようになるので飛躍的に演奏の幅が広がります。
…といっても最初は耳コピは苦戦するので、まずは音数の少ないギター弾き語り音源と弾き語りスコアを基に耳コピを始めると良いでしょう。
耳コピの練習教材も、先ほどの秦基博さんのギター弾き語りアルバム「evergreen」が最適です。
- 弾き語りアルバムの楽曲を耳コピしてみる
- ギタースコアで答え合わせをする
- 正しい内容で完コピする
上記のサイクルを繰り返せば、耳コピと完コピを並行してやれるので練習効率が良いです。
ギタースコア
アルバム
参考記事
耳コピのやり方とコツを練習問題付きで解説!便利なアプリも紹介弾き語りの上手い人と下手な人の違い まとめ
- 弾き語りが上手い人は最低点が高い、下手な人は最低点が低い
- 得意な分野を徹底的に磨きつつ、最低点を引き上げよう
- 歌もギターも違和感ないレベルまで引き上げるにはプロの演奏を徹底的に完コピするべし
ぎたすけ
たけしゃん
弾き語りの上手い人と下手な人の違いについての解説でした。
結論は「最低点の高さが違う」ということです。
聴き手からすると最高点より最低点が目立つんですけど、プレイヤーだと最高点ばかりに目がいきがちなんですよね。
ただ、最低点になっている演奏パーツはあなたにとって苦手であったり、あまり好きじゃないスキルなことが多いです。
その場合は自分一人で何とかするのは厳しいので、最初は音楽教室に行って半強制的にトレーニングする環境を作ったほうが良いです。
改善されてくれば、苦手じゃなくなるので退会して自主トレーニングできるようになります。
歌もギターも好きなアーティストのプレイを徹底的に真似ることが大事なので、地道に取り組みましょう。
無料で読める初心者講座
アコギ 初心者講座 全19話で初心者がやるべきことを徹底解説
アコギ 初心者講座 全19話で初心者がやるべきことを徹底解説
よく読まれている記事
初心者が覚えるべき ギターコード 10個を練習用の譜例付きで解説
男性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。音域チェックできる音源付き
コンデンサーマイク おすすめランキングベスト10【2024年版】 〜プロアーティスト使用マイクも紹介〜
初心者向けアコースティックギター おすすめ6選。購入するギターの選び方を107名のアンケート調査付きで解説
ギターのストロークパターンを練習しよう。弾き語りでよく使う譜例 10パターンで解説
ギターのカポタストでキー変更するための上げ方、下げ方を役立つ早見表と合わせて解説
ギター初心者も弾ける簡単な曲 おすすめ50選。練習時のポイント解説付き
SYNCROOM(シンクルーム)の使い方、設定、遅延対策を解説。無料で自宅セッションを楽しもう!
女性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。参考アーティストも合わせて紹介
アコギ メーカー11社を解説。ブランドごとの特徴やおすすめのギターを紹介